くりもと循環器クリニック

栗本 泰行 先生
循環器内科 / 血液透析科

推薦者の声


なかじま糖尿病内科 中島 芳樹 先生
狭心症は大きく労作性狭心症と冠攣縮性狭心症に分類されます。一般的に良く知られているのは前者であり、心筋へ血液を届ける冠動脈の狭窄が原因であり、坂道などで心臓に負荷のかかった状態で出現し、心臓カテーテル検査後に薬剤溶出性ステントを埋め込むことにより治療します。循環器内科の中でも花形治療であり、循環器内科を志す若手医師にとっても最も憧れの治療と考えられます。
一方、後者はストレスや交感神経活性化により冠動脈が痙攣することが原因であり、就寝中や明け方の発症も多いため、突然死の一因にもなります。そのため、突然死リスクも高い糖尿病患者さんでは冠攣縮性狭心症対策は健康長寿のためにも欠かせません。通常の心臓カテーテル検査終了後に薬物負荷を行うことにより診断しますが、あまり興味を持たれていない循環器内科医も散見されます。
冠動脈疾患を疑う患者さんを若手医師に紹介した場合、冠動脈CTや心臓カテーテル検査では異常がないから(ステント留置の適応ではないから)と返されるケースも散見されます。一方、栗本先生のようなベテラン医師の場合、たとえ確定診断がつかない場合も「(臨床的には)冠攣縮性狭心症と考えて良い」と的確なアドバイスを頂けるため、患者さんを安心してお任せすることができます。