希望の森 成長発達クリニック

望月 貴博 先生
小児科 / 胃腸科 / 内分泌内科
取材日:2017年03月23日
大阪市中央区 小児炎症性腸疾患 小児内分泌 夜尿症の専門クリニック
「希望の森 成長発達クリニック」

プロフィール

望月 貴博 (もちづき たかひろ) 先生
経歴
1999年 大阪市立大学医学部 卒業
1999年 大阪市立大学医学部附属病院 小児科
     研修医
2001年 大阪市立総合医療センター 小児内科
2007年 大阪市救急医療事業団中央急病診療
     所 副所長
     兼務 大阪市立総合医療センター
     小児内科特別医官
2010年 大阪警察病院 小児科
2017年 希望の森 成長発達クリニック 開院
資格・所属学会
■資格
 ・日本小児科学会 小児科 専門医・指導医
 ・日本内分泌学会 内分泌代謝科 専門医・
           指導医
 ・日本消化管学会 胃腸科 専門医・指導医
 ・日本小児栄養消化器肝臓学会 認定医
 ・公益財団法人成長科学協会 
  成長ホルモン治療研究専門委員会 委員
  GH・関連因子検討専門委員会 委員
 地区委員

■所属学会
 ・日本小児科学会
 ・日本内分泌学会     評議員
 ・日本小児内分泌学会   評議員
 ・日本夜尿症学会     監事・理事
 ・日本小児栄養消化器肝臓学会運営 委員
 ・日本糖尿病学会
 ・IBD Seminar       運営員
 ・ターナー症候群西日本ネットワーク世話
  人
 ・関西小児内分泌セミナー  世話人
 ・近畿小児内分泌研究会   世話人
 ・大阪小児栄養消化器病懇話会世話人
 ・小児思春期糖尿病懇話会  世話人
 ・大阪糖尿病協会顧問医会  
  (ヤング公開スクール実行委員、
        DMVOX担当医師)
受賞歴・出版物
・平成 7年 8月 第47回西日本医科学生総合
        体育大会水泳部門 個人メド
        レー400m 6位
・平成19年3月 第17回臨床内分泌代謝
        Update(日本内分泌学会)
優秀演題賞
・平成26年6月 第25回日本夜尿症学会
優秀演題賞
趣味
家庭菜園の趣味が興じて明日香村で80㎡の畑を借りてジャガイモやタマネギ、そのほか果樹などを育てています。2016年からは釣りも始めました。まだまだ、釣れない日も多いですが。
今回は、大阪市中央区の森ノ宮駅すぐの「希望の森 成長発達クリニック」(院長 望月 貴博先生)
内分泌(低成長・甲状腺・糖尿病など)消化管(下痢・便秘・炎症性腸疾患)夜尿症に対して専門性の高いクリニックをご紹介します。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

慢性疾患にかかり、長く疾患と付き合う中で、色々なことが相談でき、長く通うことができるクリニックを目指したいと思っています。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

子供たちの慢性疾患の管理が良くなれば良くなるほど、普通に学校に通い、習い事をするなかで、定期的な受診ということが9時から17時までの外来という病院では難しくなり、学校の終わった後にも受診できるような環境が必要と感じたこ と、慢性疾患の専門医として子供の時から診させてもらっていても、小児科という枠組みでは患者様の進学や就職というタイミング以外でトランジションという医療者側の都合による押し付けで転医を勧めなければならないこと、本人や保護者の方に「先生にいつまで診てもらえるんですか?」「大人になっても小児科に通院してよいんですか?」と聞かれることや「先生、大阪から違うところの病院に行ったりしないでくださいね」と言われた りすることがあり、開業することで継続した医療の提供が可能になると考えました。
また、小児科の開業では多くは一般の予防接種や感染症を対象にした医療を提供されることが多いですが、これまで取り組んできた炎症性腸疾患や内分泌の専門医療に特化した小児科の開業のモデルを作っていきたいと思っています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

小児科では全国的に少ない炎症性腸疾患を専門に診療しています。
研修医のころはステロイドと成分栄養剤、メサラジンぐらいしか使える薬がありませんでしたが、多くの薬剤が登場してきています。その様々な薬を使いこなせることは非常に難しいうえに、子どもや思春期の時期の炎症性腸疾患は成人期の治療に比べ難しいといわれています。当然、ガイドライン通りに治療してよくなることは少ないです。病状や罹患範囲、病勢を把握して治療に当たることが重要です。必要な治療を必要な時に行うことが必要になります。適切な治療を選択し、通常の生活に早く戻れるようにサポートできる数少ない小児科クリニックと自負しています。
私自身医師3年目から炎症性腸疾患の治療に携わり、多くの患者様を診させていただきました。小児科医としては、大腸内視鏡を行える少ない医師の一人でもあります。

小児内分泌の専門クリニック
これまで、小児内分泌の専門指導施設を新規に取得し、施設の責任医師として活動してきました。クリニックを開院後も、低身長や甲状腺だけではなく、他の内分泌疾患も数多く診療しています。21水酸化酵素欠損症、副腎白質ジストロフィー、汎下垂体機能低下症、下垂体性巨人症、骨形成不全症など全国的に少ない患者様の疾患を専門的に診療をしている数少ないクリニックと自負してます。
検査としては、クリニック内で甲状腺ホルモン、成長ホルモンなど測定し、さまざまな負荷試験も院内で外来で行っています。


夜尿症の相談できるクリニック
夜尿症を早く治すために夜尿の記録を付けていただき、その状態を把握したうえで適切なアドバイスや治療を行っていきます。当院は薬物治療だけでなくアラーム治療にも熱心に取り組んでおります。
また、迷信や言い伝えのような治療ではなく、夜尿症の臨床研究にも取り組みしっかりとしたエビデンスに基づいた治療が確立できるように診療しています。


推薦ドクターの声

きららこどもクリニック 川尻 三枝 先生

望月先生は、小児の低身長をはじめとした内分泌疾患、炎症性腸疾患、夜尿症のエキスパートのおひとりで、当院からもよく紹介させていただいております。お子様ひとりひとりにあった治療をすすめてくださる信頼できる先生で、ぜひおすすめです。

地域医療サポーター 江上 善章
望月先生は、一般の小児科クリニックでは、手に負えない、炎症性腸疾患、内分泌疾患(低成長・下垂体・甲状腺疾患など)の小児科専門医で夜尿症も診療されています。
小児科専門医ではありますが、患者さんの希望があれば、お子様が成長された成人期まで診察されていますので、望月先生に託せば、一般病院のように、病院の都合で主治医が途中で変更される心配もありません。
安心して受診できるクリニックです。

一般の小児科クリニックは、たくさんありますが、前述の疾患に関する専門性の高いクリニックは、ほんの僅かしかありません。その中でも、望月先生は、患者さんのことを第一に考えているドクターです。望月先生の診察を受けるために、わざわざ電車を乗り継いで来院される患者さんがたくさんおられるとのお話でした。

また、望月先生は、後進のドクターの育成や後継のことも考えて、クリニック名もあえて、ドクター名を入れない『希望の森 成長発達クリニック』とされたそうです。