本地川医院

本地川 裕之 先生
整形外科
取材日:2017年07月19日
大阪扇町の腰椎椎間板ヘルニアの治療に専念する風変わりなクリニック「本地川医院」

プロフィール

本地川 裕之 (もとちがわ ひろゆき) 先生
経歴
神戸大学医学部卒
南港病院
アペックスクリニック
本地川医院
趣味
オーディオが趣味です。
今回は腰椎椎間板ヘルニアの特殊な治療を行っている本地川医院の院長、本地川裕之先生をご紹介します。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

原因に対処することで「治したい」と考えています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

何でも治せる「フリ」はしてません
例えば一言で「ヘルニア」と表現されても形も性質も千差万別。時として「これのどこがヘルニアなの?」と思うような病変を「ヘルニア」と告げられて来院す る方もいらっしゃいます。またヘルニアを椎間板による神経根圧迫と解釈すると、(ヘルニアではなく)脊柱管狭窄と診断されている方の中に「椎間板」の圧迫 要素が大きい例も多々見受けます。このように書くと、何でも治せる対象に取り込もうと考えているのだろうと誤解されるかもしれませんが、単純な形態上の分 類だけで治せるか否かを判断するのは困難だと申し上げたいのです。精緻になったが故に「それが全て」と誤解されがちな「画像診断」。とりわけMRIは基本 的に水素の分布を表現しているに過ぎません。当院の治療で重視している(椎間板表面の)硬さについては全く鈍感です。もちろん「硬さ」が全てではありませ んが治療上重要な要因と位置づけています。これをPLDD(レーザー手術)術前に評価するべくDRXを導入しましたが、単なる評価手段のつもりが改善が予 想以上だったのでPLDDを希望して来院される方(ほとんどの方がレーザーを希望して来院されます)も含めて8割以上の方がDRXのみで治療しているのが 実情です。その結果、ネットあるいはメディアでもてはやされる「年間何百件のレーザー手術」という不毛な数字競争は傍観に徹してます。逆に思うのは PLDDが必要な症例がそんなにあるのか?という疑問です。腰痛とみればともかくレーザー手術を勧める、あるいはレーザー手術を希望して来院した者には定 食メニューのようにPLDDを実施する。そんな下品な治療(?)をする気にはなれません。なぜか申し合わせたように1位が決まっている怪しげなランキング サイトをはじめとする「頭の不自由な」サイトやメディアに迎合するほど落ちぶれたくはないのです。
「神がかり」や「神通力」は持ち合わせてません
「レーザー」というキーワードが持つ先進的なイメージをことさら強調することで、治療効果(あるいは結果)とすりかえる話法を多く見受けます。もちろん PLDDはレーザーという「道具」がなければ成立しない治療法です。しかしレーザーさえあれば完成というわけでもありません。 PLDDの適応診断、レー ザーの照射ポイントのプランニング、アプローチラインの設計… これらの術前計画を実現する確実な手技と、それを支える吟味した材料、道具。当院は「神がかり」や「神通力」は持ち合わせてません。99%の理詰めと1% の職人技でPLDDの理想形を目指して進化し続けます。もちろん「神がかり」や「神通力」を御所望の方がそういった 前時代的「神秘性」を演出している施設を選択されるのを止めようとも思いません。単純に「自然科学の結晶」としての医学でありたいのです。
まず正しく理解していただくことから始まります
来院いただいた方には、まずMRIでの判断から話を切り出したいところですが、その前に脊椎(背骨)の基本的構造にはじまり神経圧迫のメカニズムそして各 神経根圧迫で起こりうる症状を詳説した後にMRI画像の解釈を説明します。医療従事者と同じ視点から問題点を理解していただき、椎間板治療に意義が認めら れる場合は当院での治療法を説明し理解、納得できた時点で治療を始めます。これら説明に30分~1時間、医師自ら説明します。他の医療(類似)機関や巷に あふれる玉石混合の情報を整理し、先入観を排した上で御本人の判断を尊重しつつ治療方針を検討するのです。また、治療経過中を含めて可能な限り医師自ら対 話的に治療あるいはフォローします。「無資格者による医学的説明」はもちろん、医師が直接対話に応じないなどという「卑劣な対応」を憎んでいます。

「何でも治せる」と言えれば良いのですが、残念ながら当院にそのような能力はありません。しかし椎間板とりわけヘルニアに起因する諸症状に対しては満足度の高い治療を提供できる 可能性が大きいと自負しております。椎間板治療を通して皆様の問題解決に

医療はどこまで寄り添えるか

をテーマに日々研鑽実践させていただいております。




推薦ドクターの声

さわクリニック 澤 禎徳 先生

脳神経外科ご出身とお聞きしています。現在、腰椎ヘルニアに特化した専門クリニックを扇町でされております。自費診療を中心に一人一人を丁寧に診察され、判り易くコンピューター3Dなども駆使して説明され、充分な納得の上で治療を実施されています。
来院時は痛みでじっと出来ないほどの患者様が、治療後は歩いて帰られるのを何度も拝見しています。腰椎でお困りの患者様をいつも診て頂いております。


地域医療サポーター 松谷 麻里子
本地川先生のクリニックでは椎間板減圧装置(DRX-9000)を用いた減圧牽引法という椎間板を広げる治療を行っています。
椎間板治療ではPLDD(レーザー)で椎間板の内圧を減らす治療が最近では一般的になってきたそうですが、治癒率は75%ほどで、椎間板表面の硬い方にはあまり効果が見込めないそうです。
せっかく手術を受けてもらうのだから何とか手術の前の段階で効果があるかどうか見極めることはできないかと椎間板表面の硬さを評価することのできるこちらの装置を導入されたのですが、同時に押しつぶされた椎間板を牽引して元の形にもどす効果があるため、この治療だけで効果のでる方も多いそうです。
PLDD(レーザー)治療においては、神経を傷つけないようにと針のカーブにもこだわっていらっしゃいます。
特に椎間板減圧装置は日本で3医院しか導入していないということですので、今までの治療法で効果がなかった方は、本地川先生にご相談されてはいかがでしょうか。
もともと工学にもご興味をお持ちで医療の現場でこんなのがあったら便利だなと感じたものをいくつか製品化されています。
最近開発されたものでは、寝たきりの方でも天井に映し出された映像を見て楽しめるような「天井プロジェクター」などがあり、先生独自の創意工夫で、常にものづくりにもあがいていらっしゃいます。
治療に関しては妥協を許さない頑固な印象を受けますが、発想はユニークで、とても人間味あふれる先生です。