むさしドリーム眼科

武蔵 国弘 先生
眼科
取材日:2017年12月19日
大阪赤十字病院西隣  「むさしドリーム眼科」

プロフィール

武蔵 国弘 (むさし くにひろ) 先生
経歴
神戸出身。1998年京都大学医学部卒。2007年京都大学大学院医学研究科卒業。医学博士。
2005年、日本初となる医師限定SNS「MVC-online」を開設。2007年、眼科クリニックを開設。医療知識は世の中に広がってこそ意義がある、という信念の元、ITやモノ作りを通じたプロジェクトに多数関わる。 著作「医者は病院の外に出よ(幻冬舎)」を上梓。2014年、大阪大学国際医工情報センター招聘准教授に就任。2015年、京都大学発バイオベンチャーを創業し、神経保護作用を強く持つ新規化合物の、難病への臨床応用を目指す。
資格・所属学会
日本眼科学会専門医認定
京都大学大学院 医学博士取得
アルチザン、アルチフレックス認定医
眼科PDT研究会 PDT認定医
視覚障害者用補装具適合判断医師
受賞歴・出版物
「医者は病院の外に出よ(幻冬舎)」
今回は、大阪市天王寺区で、一般診療のほか、日帰り白内障手術、日帰り硝子体手術、黄斑疾患、緑内障治療、小児眼科、近視矯正治療などに力を入れておられる「むさしドリーム眼科」の武蔵国弘理事長にお話をうかがいました。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

当院の理念は「私達は、社会に対する感謝の気持ちを持って来院された方々に健康・元気・夢を提供します。」です。安全で質の高い医療を提供出来るよう、新しい医療技術にアンテナを張り、日々研鑽に努めています。来院された方々に、我々にできる精一杯の医療サービスを届けたいと思います。医療行為以外にも、患者さんを救う方法は数多くあります。 私は、医療機器開発、医薬品開発、手術のE-learning、予防医療の普及、などの方法を通じて、100万人の患者さんを救いたい、と願っています。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください

一生成香    

良寛和尚の教えに「一生成香」という言葉があります。「一生、香を成せ」、一生涯良い香りを発しながら生きよということです。香は単にかおり(におい)ではなく、その人がそこにいるだけで、まわりの人を爽やかにしたり、和やかにしたり、幸せにしたりすること。とされています。

医師としては、私が提供する医療行為、健康指導で目で困っている人の悩みを減らしたい。と願っています。



病院・クリニックの特徴を教えてください。

患者様の様々なニーズに対応致します。
眼科一般診療はもちろん日帰り白内障手術、日帰り硝子体手術、黄斑疾患、緑内障の治療,小児眼科、近視矯正治療(オルソケラトロジー、レーシック、フェイキックIOL)、まぶたの手術、眼精疲労、ドライアイの治療にも力を入れています。白内障手術については、両眼同日手術に対応、入院をご希望の方には連携病院をご案内させていただきます。また、無料送迎サービスを行っております。通院に不安が有る患者様はお気軽にご相談ください。   

オルソケラトロジーの治療実績が豊富です。
オルソケラトロジーは手術をせずに近視を矯正する治療方法です。装用を中止すれば角膜が元に戻るので、メガネやコンタクトレンズなどの他の矯正方法に切り替えることも可能です。最近ではオルソケラトロジーの「近視進行に対する抑制効果」も注目されており、今後は近視が進行している小児の方への治療効果が期待されております。当院では、2008年オルソケラトロジーの治療開始以降、300名を超える患者様の治療を行っております。
ご興味がある方はお気軽にご相談ください。

専門外来が豊富です。
網膜硝子疾患、甲状腺眼症、眼形成外科、小児眼科等、専門性の高い症例については、各分野のエキスパートの先生を招聘し、専門的に診察・治療を行っております。その他、ドライアイ、眼精疲労、ロービジョンの方に対して、より専門的な診察が必要な場合はそれぞれの専門外来で診察を行います。


推薦ドクターの声

本地川医院 本地川 裕之 先生

手術を含めた日常診療のみならず広く医学というステージにおいて明晰な先生です。今日的なテクノロジーに対して無批判に迎合することなく正しく吟味して取捨選択ができる卓越した洞察力をお持ちです。信頼できる医療技術の一方で、お人柄は温和で話しやすい先生です。

地域医療サポーター 松谷 麻里子
武蔵先生は、「100万人の患者を救う為に何ができるか?」をテーマに掲げ、医療機器の開発、バイオベンチャー(難病患者のための薬の開発)、インターネットによる医療情報配信など多岐に渡って活躍されています。

先生は、ご自身の著書「医者は病院の外にでよ」にも書かれていますが、医師は頭にある医療知識を、もっと社会資本と結び付けることで、より高い価値を生むことができるとおっしゃられます。
手術などの医療行為はもちろんですが、それだけに拘るのではなく、医療知識を、時には薬であったり、インターネットであったりと、さまざまなツール、道具に乗せて、生まれた付加価値の高いサービスを患者様や医療機関に届け、より多くの患者様を救うことが、ご自身の医師としての使命だと感じておられるようです。

専門性をアピールするより、何にでも対応したいとうお考えから、様々な分野のスペシャリストと連携をしたり、ご自身でも新しいことに常にチャレンジをし、マルチファンクション型クリニックを目指しておられます。

私は「できることが増えると、やりたいことが増える」と日々研鑽を重ねておられる先生のお姿に、尊敬の念を抱きました。

最後に、「まだ達成感を感じたことはない、まだまだ届けたものはほんの少しだ。ちゃんとしたものを患者様に届けて、本当の意味で患者様を救うことができたら、胸をはってあれは俺がやったと言える。まだまだ途中です。」と熱く語られた武蔵先生の眼は少年のように輝いていたのが印象的でした。