ていこころのクリニック

鄭 庸勝 先生
心療内科 / 精神科
取材日:2017年10月02日
児童思春期から成人期にわたる発達障がい、気分障害、不安障害、身体表現性障害、解離性障害などの種々の精神障害
「ていこころのクリニック」東大阪市・河内小阪

プロフィール

鄭 庸勝 (てい ようしょう) 先生
経歴
平成 元年 愛媛大学医学部卒業
平成 元年 大阪大学医学部付属病院神経精神科勤務
平成 2年 関西労災病院神経精神科勤務
平成 4年 大阪市立小児保健センター精神科勤務
平成 5年 大阪市立総合医療センター児童青年精神科・精神科勤務
平成 15年 大阪市こころの健康センター兼大阪市立総合医療センター児童青年精神科勤務
平成 17年 大阪市中央児童相談所兼大阪市立総合医療センター児童青年精神科勤務
平成 18年 小阪病院勤務
平成 29年 8月ていこころのクリニック開院
資格・所属学会
平成 元年 医師免許
平成 16年 日本医師会認定産業医
平成 17年 日本児童青年精神医学会児童青年精神科認定医
平成 20年 精神保健指定医
平成 21年 日本精神神経学会精神科専門医
平成 28年 日本精神神経学会精神科専門医制度指導医
「ていこころのクリニック」では、児童思春期の不登校、かん黙症、チック症など、児童思春期から成人期にわたっての発達障がい(自閉スペクトラム症 / 広汎性発達障がい、ADHDなど)、うつ病、気分変調症、双極性障害などの気分障害、不安障害、強迫性障害、身体表現性障害、適応障害、摂食障害、心身症といったストレス関連障害、解離性障害、PTSDなどのトラウマ関連障害といった種々の精神障害の治療に当たります。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

このたび大阪府の東に位置する東大阪市小阪(河内小阪)の地に児童思春期精神科・精神科・心療内科の治療・相談を行う「ていこころのクリニック」を開設しました。

総合病院精神科、精神科専門病院などの病院臨床だけでなく、地域の保健所(保健センター)、こころの健康センター、児童相談所、学校現場という様々な領域での精神保健に関係する相談事例について多数経験をさせていただきました。

その過程で自らの未熟さ故に、関わった方々に辛い思いをさせてしまうこともあるのだというような数々の苦い教訓を通じて同じような失敗をしないようにと、牛の歩みのごとく徐々に精神科医としての研鑽に努めてきました。そして、関わってきた方々に受けた御恩に対して、今の自分には、何かお返しをすることができるかもしれないと思い、こころのクリニックを開くことにしました。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

敬愛する故 灰谷健次郎さんの著作「日曜日の反逆(子どもの隣り 収録)」に掲載されている
子どもの詩が、わたしの精神科臨床における原点であります。
みんな / うれしなみだが流れる時まで / 旅人です
関わったそれぞれの方々にとっての、人生という旅の良きガイドとしてありたいと願っています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

心(Mind)と、魂としての心(Soul)のバランスを整える
治療の中心は、その方の「こころ」の自己治癒力を応援するための精神療法であり、それが有効であるためには一つの考えに縛られずに、精神分析、認知行動療法、対人関係療法、家族療法など種々の考え方を柔軟に取り入れた精神療法であることが必要であり、その上ではじめて、症状の程度を和らげるための必要最低限の薬物療法も有効になりえると考えています。
また発達障がいに関してはMSPA(Multi-dimensional Scale for PDD and ADHD、発達障がいの要支援度評価尺度)も必要に応じて実施して診断治療に役立てようと考えています。



推薦ドクターの声

諏訪メンタルクリニック 川村秀司 先生

約10年間小阪病院でご一緒させていただいた先生です。幅広く、様々な疾患の治療についての深い知識、また医師としての心構えについて、いつも身をもって治療の場でご教示くださいました。
常に穏やかで優しく、患者様の立場にたって治療をされる先生ですので、安心して受診していただけます。

地域医療サポーター 江上 善章
初めてインタビューする私たちも、緊張はするのですが、鄭先生は優しく親切で丁寧な受け答えをしていただけたので、いろいろとお話をお聞きすることができました。

患者さんも安心して受診していただけると思います。

精神療法を重視されていますので予約制で、安心して治療を受けられます。

クリニックのロゴは、お母さんとお子様を傘の下で守ることをイメージされて創作されました。