こやまかわせみクリニック

小山 賀継  先生
内科 / 小児科
取材日:2017年12月04日
岐阜県本巣郡北方町 こやまかわせみクリニック

プロフィール

小山 賀継 先生
経歴
平成9年3月
東海高校卒業
平成15年3月
愛知医科大学卒業
平成15年4月~17年3月
大垣市民病院2年間の初期研修後、名古屋大学血液内科に入局
平成17年4月~21年3月
大垣市民病院 血液内科
平成21年4月~22年3月
豊橋市民病院 血液内科
平成22年3月~11月
医療法人麋城会 名和病院 内科副部長
平成22年12月~24年9月
医療法人知真会 はっぴぃークリニック 院長
平成24年11月~28年10月
医療法人知真会 さかほぎ内科クリニック 院長
平成28年12月
こやまかわせみクリニック開院
今回は平成28年12月、本巣郡北方町高屋に「こやまかわせみクリニック」開院されました小山先生を紹介いたします。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

平成28年12月、本巣郡北方町高屋に「こやまかわせみクリニック」を開院させていただくことになりました。
最先端の医療、画像検査は大きな病院にお任せして、私は「西洋医学では解明できない症状に苦しむ患者様のお役に立たせていただきたい」と思い、漢方治療や漢方診察を日常診察に取り入れていくため師匠のもとで勉強を重ね、さらに「鍼灸も併用しながらの治療を実現させたい」と思い、今回開業を決意しました。今現在も休日を利用し、師匠の元に通いながら日々研鑽しております。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

 実家が土建屋をやっており、また兄が土木科に進んでいたため、自分も一緒に建築士になって家業を引き継ぐつもりで高校3年生の夏までは建築科に進む予定でしたが、母親から「兄弟は違う職業に就きなさい」の一言で医学部受験に変更しました。無事に合格でき6年間自由に過ごさせてもらっておりました。岐阜の田舎で育ったため、研修病院は東京でと思っておりましたが、大学6年生の夏に母親の病気が判明し、実家近くの病院である大垣市民病院を研修先として選びました。夏の時点で余命半年の宣告をされており、国家試験までもたない状況でしたが、何とか無事国家試験合格後白衣姿を2週間見せることができ、母親は天国へ旅立ちました。その後実家の土建屋もバブル崩壊の影響で廃業になりましたが、兄弟で同じ業種につかなかったおかげで私だけでなく、父親を含め家族全員が元気に暮らせております。このように、どうしても医者になりたいと思っていたわけではなかったのですが、今では天職と思って日々精進しております。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

中医学診断に基づく漢方治療を行います。
 当院では、『中医学診断』に基づいた漢方薬治療を行っております。
『中医学診断』とは、『陰陽五行説』の考え方に、四診(望診、聞診、問診、切診)を合わせて診察し、これらで得た情報を総合して診断を行います。

鍼灸治療が行えます。
 クリニック付属施設である鍼灸院を併設しております。鍼灸師は私の師匠のもと、何年も修行を積まれた鍼灸師であり、診断方法治療方針が一緒のため、漢方治療と併用することでより効果を実感できます。個室で一対一の対応ですが、女性の鍼灸師のため女性の方も安心して施術を受けていただきます。
建物にも注目してください
 クリニックを建てるため数多くのクリニックや病院を見てきました。きれいで立派な病院はたくさんありましたが、漢方内科にあった外観内装にしたいと思い、設計士の方に思いを伝え、形になったのがこのクリニックです。中部建築賞もいただき、建築関係の方もよく見学に来られます。

推薦ドクターの声

形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック 中島 拓人 先生

特徴は漢方治療のスペシャリストであることです。院長はもともと血液内科医でバリバリの西洋医学者ですが、その限界を感じ、自ら東洋医学・漢方医学の世界へ飛び出し、今では全国的に患者さんが集まります。日本の医師はほとんどが西洋医学中心で、漢方はかじる程度、しかし、小山先生は漢方を最も得意とする治療法にしています。開業してちょうど1年ですが、鍼灸院も併設されており、多くの患者さんに信頼されています。また、医院建築にもこだわりをもっており、センスの良さから安心感と信頼を感じさせます。 私との関係ですが、大垣市民病院で同期研修医であり、戦友ともいえる友人です。互いに近い時期に開業し、お互い相談事などでときどき会う仲です。

地域医療サポーター 八木 浩之
平成28年12月、本巣郡北方町高屋に「こやまかわせみクリニック」を開院されました。北方町の町の鳥が「かわせみ」で「こやまかわせみクリニック」とクリニック名を付けられました。小山先生はクリニックらしくない建物をと設計士に思いを伝え漢方内科にあった外観内装を望まれました。個性を持つこだわりは中部建築賞という形となりました。高校時代3年まで家業の土建屋を継ぐつもりで建築士目指されましたが、お母さまから兄弟で同じ仕事でなく兄と違う道を目指すようにと医学部に進学を変更されました。医学部を卒業する際は脳外科を専攻され東京の病院へ行く予定をされてましたが、お母さまががんの治療をされることで地元の病院で勤務されることになります。脳外科を目指されましたが内科への変更されます。お母さまのがんの治療に寄り添いながらご自身でがんの治療を自己完結できるとの思いで血液内科へと導かれます。医療の進歩でがんの解明が進み治療薬が開発されていきますが、小山先生はがんにならないようにするためにはどうすればいいかと考えたときに漢方、針きゅうに出会われます。西洋医学と漢方医学を融合され、不眠・夜尿・慢性的な腰痛・しびれ・婦人科・自律神経など幅広い患者さんのニーズ・課題に食養生から体全体の触診などにより原因を究明し処方・診察されてます。患者さんと寄り添う姿勢で開業から1年ほどですが小山先生のもとを訪れる患者さんは絶えません。お母さまに導かれた医学の道でお母さまの病気でご自身の治療を探求され、地元の地域になくてはならない先生になられております。本巣郡北方町で身体の不調を感じられましたら小山先生に相談されることをおすすめいたします。