えさきクリニック

江﨑 孝徳 先生
内科 / 外科 / 脳神経外科 / リハビリテーション科
取材日:2018年01月24日
岐阜県本巣市 えさきクリニック

プロフィール

江﨑 孝徳 (えさき たかのり) 先生
経歴
平成7年
順天堂大学医学部卒業
平成7~11年
順天堂大学附属病院、藤沢市民病院や川口済生会病院などの関連病院
平成11~14年
アメリカ国立衛生研究所 NIMH研究員
平成15~24年
順天堂大学附属病院、順天堂大学静岡病院 脳神経外科
(平成21年より准教授)
平成24~28年
岐阜中央病院 リハビリテーション科
(平成27年よりリハビリテーション科部長兼リハビリテーションセンター長)
平成28年10月
えさきクリニック開院
資格・所属学会
日本脳神経外科認定専門医
日本神経内視鏡学会認定技術認定医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
日本頭痛学会認定頭痛専門医
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
厚生労働省認定認知症サポート医

日本脳神経外科学会
日本脳神経外科コングレス
日本神経内視鏡学会
日本脳卒中学会
脳卒中の外科学会
日本神経外傷学会(平成21年~平成23年頭部外傷データバンク検討委員会実務委員)
日本頭痛学会
日本リハビリテーション医学会
日本認知症学会
受賞歴・出版物
研究論文のFigがその雑誌の表紙に引用されたことが2回あり。
趣味
趣味はスポーツをすることです。カイトボード、スキー、スノーボード、テニスをやります。ただカイトボードは開業後はあまりいけていません。医者になるとほかのお仕事の方との交流が少なくなりがちですが、いろいろな方と交流すると私への活力にもなります。
今回は岐阜県本巣市にて脳神経外科・内科・外科・リハビリテーション科を診療する「えさきクリニック」の江﨑先生を紹介いたします。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

私は関東や静岡で出身大学病院を中心に脳神経外科診療やドクターヘリでの救急診療をしていました。その後地元の岐阜に戻り、しばらく市中病院で一般診療を行っておりました。脳疾患に関しては手術や治療をしても後遺症が残ることが多く、これらの人に対してもさらに専門的な治療やアプローチを継続する必要があると感じリハビリテーションについてもさらに勉強しリハビリテーション科の専門医も取得しました。また頭痛に対してもしっかりと患者様に治療を提供したいと考え頭痛専門医も取得いたしました。大学病院勤務ではとかく専門的になりすぎますが、開業前の市中病院での勤務でいわゆるcommon diseaseといわれる一般的な内科外科疾患も診療してきました。これらの経験や専門を活かし、内科外科もみる、また後遺症も含め脳の診療を気軽に受けられるクリニックとして貢献したいと思っております。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

叔父が歯科医であった影響を受け医療関係の仕事につきたいと思っておりました。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

脳疾患の診療や治療に力を入れています。特に頭痛や認知症の診療に力を入れております。
岐阜県ではまだまだ頭痛専門医は少ない状況です。頭痛が慢性的になり薬物乱用性頭痛という状況になっている方もいらっしゃいます。またお子様の頭痛も多くいらっしゃいます。これらの方に対して専門医の立場で治療をしております。認知症に関しては今後高齢化社会になるに従い増えると考えられていますので診断から治療まで力を入れて行っております。
脳疾患の後遺症のある人への継続した治療を専門的に行います。
脳疾患を患うと後遺症が残ることが多いのが現在の治療の限界です。その後遺症に対して体の使い方のアドバイスや治療を継続する必要がありますが、以外と後遺症だから仕方がないと思われていて、そのアドバイスや治療による修正あるいは維持をすることができていない患者様が多くいらっしゃいます。その代表が痙縮(手足のつっぱり)ですが、脳や脊髄の病気をしてから数か月から数年で筋肉がかたまり手足を使うことがさらに難しくなっていきます。そのまま放置すると関節がかたまり治療の介入が難しい状態になります。後遺症だから仕方がないと思われている患者様や医療者がいまだ多くいらっしゃいます。当院ではそのような方に対してもボツリヌス療法をはじめとして治療を継続しております。
最新のCT装置等をそなえており、頭部のみならず胸腹部等も含め全身の検査にも利用しております。
頭部のみならず全身の検査ができるようにCTの設備を整えております。また市民病院や大学病院であるような専門医による読影システムも導入しておりますので、専門の読影医のレポートを参考にし的確な診断ができるような体制にしております。

推薦ドクターの声

こやまかわせみクリニック 小山 賀継  先生

江﨑先生とは同じ医師会で、私が開業する2か月前に開業された先生です。脳外科を専門にされておりますが、大学病院勤務時にはドクターヘリなど急性期疾患にたずさわっており、当院の患者様で頭部外傷や脳血管障害の疑いのある患者様をすぐにご紹介させていただいておりとたよりがいのある先生です。優しさが顔に出ており、私の紹介した患者さんからもいい先生を紹介していただいたと喜んでいただいております。脳外科、頭部外傷、脳血管障害などの頭部全般のことは江崎先生にご依頼したいと思います。

地域医療サポーター 八木 浩之
訪問日は寒波の影響で天候が悪くなる予報でしたので交通機関を使用し訪問いたしました。大垣駅から一両編成の単線の樽見鉄道のモレナ岐阜駅からショッピングモールを通り5分のところにあります。平成28年10月に開業されたばかりで白を基調に落ち着いたサロンのようです。江﨑先生は、脳は他の臓器と異なり、色々な身体情報を統合し、それを考え命令を出して、手足や歩行や内臓の機能あるいは感情のコントロールをしているという特殊な臓器であることに魅力を感じ、脳神経外科に興味が湧いたようです。江﨑先生は生まれ故郷の岐阜で開業されましたが、勤務医時代はドクターヘリの診療で地域医療に貢献されてきました。ドクターヘリに乗る際は事前に受け持ちの患者さんの診察を終わらせ待機されます。一日多い日で6、7回の要請がある日は心身とも体力を消耗されます。テレビでは救急医療が特集されドラマも作成されますが、ドクターヘリも含め救急医療は過酷で希望される先生は少なく江崎先生のような進んで救急医療に向かう先生は少ないようです。江﨑先生は英語で書かれた論文が多いですが、研究にも熱心で20代後半アメリカに留学され過ごされました。ラットやマウスを使用した脳の基礎研究の結果はアメリカの専門誌の表紙に脳の血流や代謝の図が掲載されました。帰国してからは元の関東周辺での大学病院での勤務を継続されましたが、実家に戻ることを考え、岐阜市の基幹病院で勤務されます。脳疾患、救急医療に携わると後遺症が残る患者さんがおられ、後遺症に対し治療ができないかと考えリハビリテーションにも力を入れられました。後遺症が残ることで苦しむ生活を送っておられる患者さんに対しフォローされてます。脳神経外科にとどまらず地域の要求に対応するため内科にも対応され、地域の基幹病院とも連携されてます。頭痛に関しても間違った知識で回復されない患者さんに対応され、頭痛専門医の知識を駆使し原因追求から処方まで対応されてます。江﨑先生の、患者さんに必要なことは何でも対応されている姿勢は地域の人々に貢献しようとする思い、救急医療で培われた、今できることは最善を尽くすことから育まれると思います。岐阜県本巣市で体に異常を感じましたらえさきクリニックの江崎先生に相談いただくことをお勧めいたします。