いしこ循環器内科クリニック

石河 開 先生
内科 / 循環器内科
取材日:2018年12月21日
大阪池田市・石橋駅前 内科・循環器内科・睡眠時無呼吸症候群
いしこ循環器内科クリニック

プロフィール

石河 開 (いしこ かい) 先生
経歴
平成10年 兵庫医科大学卒業
平成10年 兵庫医科大学第一内科
平成12年 宝塚市立病院内科
平成14年 兵庫医科大学循環器内科
平成18年 兵庫医大ささやま医療センター内科助教
平成23年 マックシール巽病院循環器科 
      心臓血管センター室長
      睡眠呼吸障害センター室長
​平成30年 いしこ循環器内科クリニック開院
資格・所属学会
日本内科学会
日本循環器病学会
心臓病学会
日本心血管インターベンション治療学会
趣味
釣り・スキューバダイビング・写真(プロ並み)バイオリン・ピアノ
今回は、池田市の阪急石橋駅から徒歩約3分のところにあります。いしこ循環器内科クリニックの院長 石河 開(いしこ かい)先生をご紹介します。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

はじめまして、院長の石河 開(いしこ かい)です。私は平成10年に医師免許を取得してから20年、常に急性期治療の現場で医療に従事してきました。私の専門分野は循環器。特に虚血性心疾患に対するカテーテル検査・治療でしたので、急性心筋梗塞の患者様に対して、夜間や休日でも関係なく、1分1秒でも早く病院に駆けつけてはカテーテル治療を行うということをやってきたわけです。休日もあってないようなものであり、体力的には辛いものはありましたが、まさに人の命を救う最前線。非常にやり甲斐のある仕事であり、充実した日々でした。

 しかし残念ながら、急性期治療とは「病気になってから慌てて治療をする」、本質的には手遅れになってから行う治療なのです。もちろんそれは非常に重要で意義のあることなのですが、経験を積むうちに「これは心筋梗塞や狭心症になる前に予防できたのではないか」そういうケースが多くあることを改めて実感するようになりました。

 このたびはご縁と機会に恵まれ、自分のクリニックを開業させて頂くこととなりました。医院の名前には専門性を明らかにするため循環器内科クリニックと名付けましたが、難しく考える必要はありません。もちろん心臓や血管の病気をお持ちの患者様には専門家としての対応が可能ですし、一般的な内科疾患も診させて頂きます。日本人の死因第2位を占める心疾患は、高血圧や糖尿病・高脂血症といった慢性疾患を早期発見し、きちんと管理することで発生を抑えることができるのです。心筋梗塞になる前に対応する。これもまた循環器医としての仕事なのです。

 もちろん、ちょっと風邪をひいたとか、皆さまがちょっと身体で不安に思ったこと。「こんなしょうもないことで病院に行くのは気が引けるな」そんなことでも、遠慮なくご相談ください。その気安さが小さなクリニックの利点でもあります。そうして生まれたコミュニケーションの中から病気の有無を見つけ、大病の芽を摘む。それこそが当クリニックの目指すところであり、これからの私の役割なのだと考えています。

 「気さくに何でも相談できる街のお医者さん」として地域に根差し、皆さまとより近い目線から、よりきめの細かい健康サポートをさせて頂ければ幸いです。末永くよろしくお願いいたします。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

開業を思い立ったのは、急性期の現場経験を積むうちに「これは心筋梗塞や狭心症になる前に予防できたのではないか」そういうケースが多くあることを改めて実感するようになりました。

普段から患者さんの体調管理ができる、『街のかかりつけ医』の役割が大変重要であること。
そして早い段階から生活習慣病の予防に取組むことができれば、重篤な疾患を抑えることができる。
当クリニックは、前職の巽病院にも近く、病診連携の点からも利便性も高いなど、大変良い機会に恵まれて開業に至りました。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群はまだあまり広くは知られていない病気です。専門的に取り扱っている医療機関もまだ多くはありません。上記のような症状があるひと。または職業ドライバーの方や、大工さんなど高所での仕事をされている方などは、強い眠気が大きな事故につながる危険性もあります。当院では簡易検査は機械の空きがあれば即日検査が可能ですので、簡単に検査を受けて頂けます。また入院が必要なPSG検査も、提携病院への入院予約・入院手続きを当院で行うことができますので、煩わしいやり取りは不要です。

​​少しでも気になった方は、お気軽にご相談ください!

循環器内科
胸痛・動悸・脈の乱れのような明らかな心臓の症状がある場合。または明らかな心臓の症状ではないものの、顔が火照りやすい、むくむ。息切れがする、長時間歩くと足が痛む、足がむくむ、足の色が悪い。意識を失ったこと・ふらつきなどがある場合も循環器疾患が隠れている可能性があります。循環器疾患は高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満といった生活習慣病と密接な関連があるため、これらの病気をお持ちの方は特に要注意です。また心疾患や生活習慣病は遺伝要素がありますので、ご家族にこれらの病気がある方もいちどチェックを受けられることをお勧めします。
生活習慣病
高血圧症・脂質異常症・糖尿病といった病気はいずれも自覚症状が出にくい病気で、自覚症状が出る頃には病気がかなり進行してしまっていることもあります。そこでこれらの病気を見つけるために健康診断を利用しましょう。生活習慣病を早期発見するために、国が行っている特定健診という制度があります。これは健康保険に加入している40~74歳の方が無料~低価格で受けることが出来る健診です。特に池田市在住の方は心電図や腎機能などの追加検査項目が無料で受けられますので、積極的に活用してみてください。特に自覚症状がなくても年に一度はチェックすることがお勧めです。
早期発見・早期治療が最善策です。お気軽にご相談下さい。


推薦ドクターの声

さいとう消化器内科クリニック 齋藤 澄夫 先生

20年間地域の中核病院で心臓カテーテル検査・治療を行ってきた先生です。開業後は、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の治療に力を入れ、虚血性心疾患の予防を目指しています。睡眠時無呼吸症候群も専門に扱っている数少ないクリニックの一つです。大変きさくな先生で、ちょっとしたことでも相談に乗ってもらえます。

地域医療サポーター 江上 善章
石河先生は、一般内科から専門性の高い循環器内科まで診療されています。
勤務医時代の急性心筋梗塞など命に関わる難しい臨床経験を生かして、当クリニックでは重篤な心筋梗塞にならないための高血圧症・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病の予防治療に注力されています。

また、睡眠時無呼吸症候群の検査および治療も専門分野にされていますので、簡易型検査や1日入院で行うポリソムノグラフィ検査まで対応されています。
CPAP(シーパップ)治療や治療用マウスピースなど症状に合わせて治療もされています。
特に職業ドライバーや高所作業をされる現場の方は、普段から、いびきが気になる・だるい・昼間も眠いなど少しでも気になる点があれば相談されてはいかがでしょうか。

今回の取材で石河先生は、親しみやすく話し易いドクターであることと、大変多趣味でいらっしゃることも分かりました。例えば、釣り・スキューバダイビング・写真(プロ並み)バイオリン・ピアノなど。
クリニック内には、世界遺産の風景写真や動物の写真などセンス良く飾っています。石河先生が撮影され、写真集も作成されていますので、こちらも待合室で見ることができ大変興味深かったです。