大阪大学大学院 医学系研究科 心臓血管外科

澤 芳樹 教授
心臓血管外科
大阪大学大学院医学系研究科
心臓血管外科 澤 芳樹 教授
日本再生医療学会 理事長

プロフィール

澤 芳樹 教授
日本再生医療学会では、患者やその家族、一般の方を対象にした『患者相談窓口』を開設しております。
日本再生医療学会患者相談窓口 電話03-6262-3120  受付時間①10時~13時  ②14時~16時 
受付日 月・水・金曜日 *祝日、年末年始は除く

患者の方に向けてメッセージをお願いします

大阪大学医学部は、緒方洪庵先生によって1838年に大阪の地に開かれた適塾にその流れを汲みます。そして大阪大学心臓血管外科は、1956年に日本で最初に人工心肺を用いた開心術を成功させて以来、先天性心疾患から心臓弁膜症、冠動脈・大動脈・末梢血管疾患に対して、日本の第一線で優れた水準の手術成績を保ちながら、心臓血管外科領域の新しい治療法の開発とその普及に尽力してまいりました。
1999年の本邦初の脳死法案下の心臓移植は記憶に新しいところでありますが、植込型の補助人工心臓についても臨床研究の段階からいち早く導入し、現在では、心臓移植・補助人工心臓植込み手術共に、本邦でも経験豊富な主要施設の一つとなっております。
一方で手術の低侵襲化におきましても、手術の傷を可能な限り小さくするMICS手術を積極的に取り入れてまいりました。1993年には世界に先駆けて大動脈瘤に対するステントグラフト治療を開始し、2009年には本邦で初めて経カテーテル的大動脈弁植込術(TAVI)を行ない、現在では日本で代表的な低侵襲治療の施設となっております。
また心不全に対する再生治療については、研究開発の段階から積極的に取り組んできました。自己骨格筋芽細胞シート移植治療は、2015年に本邦初の心不全に対する細胞治療として薬事申請に至りました(ハートシート)。さらに、iPS細胞を用いた心筋細胞シートを使った研究に関しましても現在、着実に進めております。
どのような合併症を持った患者さんでも、大学病院・総合病院である強みを活かして、循環器内科をはじめ、他診療科・コメディカルを融合したハートチームの構築によって、総合的な医療を提供できるような体制を整えております。
このように、大阪大学心臓血管外科は、「新しい心臓血管外科学の価値を創造する」ことを使命とし、手術の低侵襲化と同時に、臓器移植・補助人工心臓や再生治療などの最先端の治療を開拓し、患者さんに「最新・最良」の医療を提供していくことを目指します。