うめだファティリティークリニック

山下 能毅  先生
産婦人科 / 婦人科
取材日:2019年07月10日
阪急「梅田」、地下鉄御堂筋線「中津」駅よりすぐ、最新の不妊治療なら「うめだファティリティークリニック」

プロフィール

山下 能毅 (やました よしき) 先生
経歴
大阪医科大学医学部卒業(医学博士)
公立甲賀病院
Auckland National Women’s Hospital
北摂総合病院産婦人科部長
大阪医科大学産婦人科学教室講師、(産科・生殖医学科医長・産科病棟医長・医局長)を経て平成26年4月より当院副院長に就任。
資格・所属学会
日本産婦人科学会認定医
生殖医療専門医
日本哺乳動物卵子学会認定培養士
日本産婦人科内視鏡学会技術認定医・評議員
日本内視鏡外科学会技術認定医
臨床遺伝専門医
日本受精着床学会評議員
日本抗加齢医学会専門医
趣味
趣味・特技:ゴルフ・映画鑑賞・ピアノ
今回は大阪梅田という便利な立地で最新の不妊治療を提供されている「うめだファティリティークリニック」の院長、山下能毅先生にお話しを伺いました。山下先生の医院では男性不妊外来も行っておられます。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

近年、不妊治療に対する認識が広まり、20代の若い患者様の受診も増えています。このようなデジタル世代の患者様の利便性も考え、IoTの導入を進めています
卵子の受精や分割などがモニター越しにタイムリーにわかるタイムラプスや、子宮内膜着床能(ERA)検査の導入をはじめ、将来的には着床前遺伝診断(PGS・PGD)ができる体制を整え、治療のクオリティアップを目指しています。また、社会で活躍する女性が、卵子凍結保存によりご自身の未来予想図を描けるようサポートしたいと考えています。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

煙火店の四男であった私の父が、花火師にならずなぜかしら産婦人科医になり、その影響を受けて私も産婦人科医を目指しました。産婦人科は、ほかの診療科とは異なり、生命の誕生にかかわれることが魅力的で、まさに「生命を授ける」仕事で、高い倫理観を必要とするダイナミックな医療であると思い、専門領域として選択しました。大学を退職した理由は、宮崎先生が大学の恩師であり、魅力的なお人柄であるとだけでなく、2017年の私の院長就任までを見据えて、承継までのロードマップをクリアにし、計画的に準備して迎えてくださったことも大きかったと思います。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

積極的にクリニックのIoTの活用と最先端医療の導入を行っていきます
体外受精治療では、原則として全例にタイムラプスを導入し、受精から胚盤胞までを正確に観察分析を行うとともに、希望される患者様には、自動胚解析ソフト(EEVA)を使用し、より良好な移植胚の選択を行います。また、反復着床不成功例に対してはERA(Endometrial Receptivity Analysis)検査で、子宮内膜が着床可能状態にあるか遺伝子レベルでの解析を行い、適切な移植時期を決定しています。また、当院は日本産科婦人科学会の着床前診断認可施設ですので、反復流産や習慣性流産症例には着床前検査を行っています。

男性の不妊治療も積極的に行っています
男性不妊治療においては、3名の泌尿器科生殖医療専門医による男性外来を併設し、無精子症に対する高度先端医療「MD-TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)」を院内で行うことで、男性および女性の不妊治療を並行して行っています。

社会で活躍する女性が未来予想図を描けるようにサポート
2016年4月から施行された女性活躍推進法により、女性の社会進出や活躍が促進されていますが、その反面、晩婚化が進んでいます。
働く女性がキャリアを重ねながら、将来の妊娠・出産のために卵子を凍結して保存しておくという選択肢があります。最近の体外受精では、胚や卵子・精子の凍結技術が進歩し、融解後の卵子生存率が90%以上に上昇しており、出産例も多く報告されています。私たちうめだファティリティークリニックは、社会で活躍する女性が、卵子凍結保存によりご自身の未来予想図を描けるようサポートしたいと考えています。


推薦ドクターの声

さかいペインクリニック 酒井 雅人 先生

大阪で不妊治療の黎明期から開院されている宮崎レディースクリニックからの承継開業で、時代にマッチした先進的な治療を日々進化させ実践されています。昨今、不妊治療施設は徐々に集約されつつありますが、その中でも歴史に根ざした、実績、信頼において申し分のない専門クリニックとして推薦させていただきます。

地域医療サポーター 松谷 麻里子
山下先生は、大学の恩師であった宮崎先生(現名誉院長)の意思を受け継ぎ、「宮崎レディースクリニック」の院長に就任されました。
その後「梅田ファティリティークリニック」と改称するとともに、より高いサービスを提供するため、院内のIoT導入をすすめられました。
宮崎先生が25年に渡り守られてきたクリニックの信用と、時代を見据えたIoTとの融合で初めは慣れるに時間がかかり苦労されたということでした。
近年、不妊の原因を遺伝子レベルで細かく調べることができるようになり、若い方が将来のために受診されるケースも多くなってきています。
常に新しい情報にアンテナを立て、積極的に最先端の検査、治療を取り入れ、患者様の期待に応えられるクリニックを目指していきたいと山下先生はおっしゃいます。
働く女性が通いやすい立地と診察時間も魅力的です。
今までお仕事が忙しくて治療を断念された方なども、一度山下先生にご相談されてみてはいかがでしょうか。