芦屋グランデクリニック

小西 長生 先生
内科 / 整形外科 / 形成外科 / リハビリテーション科 / 皮膚科
取材日:2020年12月24日
阪神芦屋駅より徒歩6分、整形外科からがん治療まで行う「芦屋グランデクリニック」

プロフィール

小西 長生 (こにし ながお) 先生
経歴
平成元年3月
関西医科大学卒業
平成5年3月
関西医科大学大学院 修了
平成元年7月
関西医科大学麻酔科 研修
平成2年4月
松下電器健康管理センター 勤務
平成5年4月
関西医科大学形成外科 勤務
平成6年1月
市立芦屋病院整形外科 勤務
平成7年1月
(財)住友病院整形外科 勤務
平成8年7月
市立貝塚病院整形外科 勤務
平成14年11月
小西クリニック 開業
平成22年5月
芦屋グランデクリニック 開業
資格・所属学会
所属団体・認定医
医学博士
日本臨床腫瘍学会会員
日本整形外科学会認定医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
緩和ケア研修会終了
日本整形外科学会会員
日本抗加齢学会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本渡航医学会会員
日本臨床栄養学会会員
趣味
フランス語を中心にイタリア、スペイン語を勉強しています。
仏伊西のラテン民族が創造した、文化、経済、歴史を敬愛しています。
フランス人を診察したり、外出先でフランコフォンと会話できたりしますと嬉しさと反省が交叉して、仕事への励みになります。
医学を精進しながら、ラテン民族とかかわりのある独創的な仕事を現在模索中です。
今回は兵庫県芦屋市の芦屋グランデクリニックの院長、小西長生先生にお話しを伺いました。
小西先生のクリニックでは、整形外科からがん免疫療法、遺伝子検査まで幅広いメニューを取り揃えています。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

当診療所は迅速かつ正確でご満足いただける診療をめざしています。
まず訴えと病状を充分に拝聴し、診察を念入りにします。時間がかかりますが最初のこのプロセスが最も重要です。そしてX線 エコー検査CT、MRI検査などを適正に駆使して、迅速かつ正確に診断いたします。当診療所の診察時間が長いのはこのためです。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい。

乳児の時から大変お世話になっていました、天王寺区の野上小児科の先生のところに受診する度に医師への憧れが高まってまいりました。
小学校のころから、植物、鉱石、化学反応などにとても興味があり、それに関する本をよく読んでいました。文学作品が大嫌いだったのですが、中学生のころ“白い巨塔”にのめり込んでしまい、テレビで田宮次郎さん主演の白い巨塔のテレビを見て“絶対外科医になりたい”という思いを抱き、医学部を目指しました。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください。

医学、生命科学に絶対とうことはありません。
ペニシリンの発見、バイアスピリンの抗血小板作用、胃炎がヘリコバクターピロリ細菌に起因するなどの発見は、万が一の失敗や根拠はないが薬剤とある事象の明らかな関連性、常識では考えれない所見などを基に研究が進められ、世紀の大発見となっています。
患者さまの説明困難な症状から稀な病気が発見されたり、原因不明の疾患の原因が予期せぬ病原体に起因するものであったり、
予防接種の重篤な副作用が免疫機能の解明につながったりします。
患者さまのまれな自覚症状や、薬に対するまれな反応、予期せぬ効果または副反応を看過せず、“なぜだろう”と思いを持って科学者らしい探究をしていくようにしています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

最新の検査設備
X線検査 エコー検査 MRI検査 CT検査を駆使して、基幹病院に負けない 迅速かつ正確な診断が可能です。ともすれば画像診断が独り歩きして、過剰診断される傾向がありますが。診察をしっかり行ったうえで臨床症状と勘案して画像診断を行いますのでご安心ください。
早期の診断
当診療所で短時間で診察治療を完結するようにしていますが、
各分野で東京を含めその分野での最善のベストドクターをご紹介できるようにしております。

理学療法士によるリハビリテーション
膝痛 腰痛 前十字靭帯損傷などスポーツ損傷 人工関節置換術後癌の術後 脊椎手術後などの理学療法士によるリハビリテーション可能です。介護保険の通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションもしております。理学療法士は、野球、剣道などの経験者で、スポーツリハビリテーションに長けています。


推薦ドクターの声

藍の都脳神経外科病院 佐々木 庸 先生

整形外科がご専門で数多くの症例を経験されています。
一方で総合内科的知識も豊富で在宅医療にも積極的に貢献されています。
気さくで誠実なお人柄もあり患者様はもちろん、患者様ご家族や他科の医師を含む医療従事者にも信頼が厚く、皆さんから愛されている先生です。
しっかり見ていただけますので患者様も安心して診療いただける先生です。

地域医療サポーター 松谷 麻里子
小西先生は、子供の頃、聴診器と問診、触診だけで沢山の病気を治していた大阪の小児科の野上先生に憧れ、医師への道を目指されました。

クリニックではMRI、CTを駆使し、早期に患者さんへ診断を下せる自己完結型の診療に拘りを持っておられます。
お話しをお聞きし、先生の拘りには過去の苦い経験があるからだということがわかりました。

ある日先生のもとに5歳の男の子が膝痛で訪れました。
半月板損傷の疑いと診断し、1週間後にもう一度病院に来るようにと言ってその日は返したそうです。しかし男の子は1週間経っても診察には訪れませんでした。
その後、風の噂で男の子が人口透析を受けている事実を知りました。なんと男の子の病気はアレルギー性紫斑病という免疫の病気だったのです。
この病気は腹痛、紫斑、関節痛が初期症状として現れますが、複合的に表れる例と一つだけが現れることがあるため、診断がとても難しい病気だということです。
この時、小西先生は専門医の陥り易い思い込みという過ちを起こしてしまったことにとても悔しい思いをされたそうです。
それからというもの、医療の基本は内科であるという考えのもと、内科と整形外科を平行して診ていくこと、早期に診断を行いスムーズに治療へ繋げることをモットーとして取り組んでこられたということです。
「自分の専門だけをやっていると思わぬところで足を取られてしまう。固定観念、常識に囚われず科学者らしい解析をしていきたい。」と先生はおっしゃいます。
私は、過去の自責の念を赤裸々に語る先生にとても好感を持ちました。
そのようなことがあったからこそ、患者さんの気持ちに寄り添える今の小西先生があるのだと思います。