あわざこどもクリニック

田中 篤志 先生
小児科
取材日:2022年04月19日
地下鉄阿波座駅すぐ、夜診が19:30までの「あわざこどもクリニック」

プロフィール

田中 篤志 (たなか あつし) 先生
経歴
奈良市生まれ 奈良市立飛鳥小学校、ヴィアトール学園洛星中学校・高等学校を経て、

平成15年 3月
大阪医科大学 医学部医学科 卒業
京都大学医学部 小児科学教室 入局
平成15年 5月
近畿大学医学部奈良病院 小児科 (研修医)
平成16年 7月
彦根市立病院 小児科
平成20年 4月
京都大学大学院医学研究科 医学専攻(博士課程) 発達小児科学 入学(血液・腫瘍診療グループに所属)
(この間、彦根市立病院 小児科、京都大学医学部附属病院 小児科および研究室、三菱京都病院 小児科、市立岸和田市民病院
小児科での勤務を経る)

平成27年 4月
三菱京都病院 小児科 医長
平成28年 5月
高島市民病院 小児科 医長
平成29年 6月
公益財団法人日本生命済生会付属日生病院 小児科
平成30年 5月
公益財団法人日本生命済生会日本生命病院小児科(救急診療センター兼務)副部長
令和元年 11月
あわざこどもクリニック 院長
資格・所属学会
日本小児科学会 小児科専門医 認定小児科指導医
臨床研修指導医
日本小児科医会 地域総合小児医療認定医
日本小児科医会 子どもの心相談医
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医
日本小児感染症学会 インフェクションコントロールドクター
日本救急医学会 ICLS・BLSコースディレクター
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法
「専門」コースインストラクター
趣味
鉄道を中心に乗り物が好きで、週末は息子と一緒に乗り鉄したりして楽しんでいます。 また、最近は少し遠ざかっていますが時々フルマラソンも走っています。野球も大好きで、昔はよく甲子園球場のライトスタンドに出没するなど、蘊蓄を話し出したら止まりません。あと、小さい頃はピアノを弾いていましたが、今はいろんな音楽を聴いて気分転換したり、「1万人の第九」に参加させていただいて歌ったり、これまでずっと音楽に助けられています。
今回は阿波座駅に令和元年11月に開院されました「あわざこどもクリニック」の院長、田中篤志先生にお話しを伺いました。
田中先生のクリニックでは夜19:30まで診察を行っております。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

あわざこどもクリニックを開院するまで、京都大学小児科および関連施設を中心に勤務させていただき、大学では血液・腫瘍グループに所属し診療および研究に従事、関連施設では救急や感染症、アレルギー疾患、新生児を中心に研鑽を積んでまいりました。平成28年にご縁があって日生病院(現・日本生命病院)へ赴任することとなり、赴任後は院内の新生児診療の体制確保を中心に、小児科診療の充実をはかることに尽力させていただきました。そんな中、生まれた時から患者さまに関わらせていただく中で、病院の通常診療時間外での対応が必要なケースに十分応需できていないことを痛感し、令和元年に「あわざこどもクリニック」を開院する運びとなりました。当院は、「病院水準の診療をクリニックでも」をモットーに、入院を要する症例以外の患者さまについては可能な限り当院で責任を持って診療してまいります。スタッフ一同、どんな些細なことでも相談していただけるあたたかいクリニックを目指して、これからも日々努力してまいります。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

もともと幼少期からよく病気をする子どもでした。今考えれば周期性発熱症候群などだったのかなと思ったりしますが、小学校に入る前は扁桃炎で発熱を繰り返してしょっちゅう病院通いする日々、入院も2回ほどしました。小学生になってからも起立性調節障害やアセトン血性嘔吐症もあって、高学年になるまでしんどいことばかりが続きましたが、どうにもつらい時期に支えてくださったのがかかりつけの小児科の先生(先生は将来の自分にとって母校の大先輩となる先生)でした。そんなエピソードもあって、小学校の卒業寄せ書きには小児科医になる決意を示し、医学部に進んでからも迷うことなく小児科医へまっしぐら、そんな自分にとってはやっぱり小児科医が天職なんだなあ、と今も心の底から感じています。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください。

座右の銘は「道心堅固」です。医師としての信条として、信じた道を貫く強い気持ちを表すこの言葉を座右の銘としています。様々な情報が溢れ返り、患者さまのみならず我々医療従事者も何が正しくて何が間違っているか、情報の洪水に溺れてしまっている今の時代にあって、自分を頼ってくださる方に対し正しい情報と適切な治療方針を示すことこそ医療従事者のあるべき姿と信じてやみません。これからも常に謙虚に、その姿勢を変えることなく、医療の現場で患者さまと向き合っていきたいと思っております。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

院内にて各種検査が迅速に実施可能です。
本文 血液検査、心電図やレントゲン、超音波検査の他、新型コロナウイルスを含めた感染症の迅速検査について院内で実施可能で、速やかに結果を評価の上診断および治療方針を決定することが可能となっております。

アレルギー疾患に専門的に対応いたします。
本文 気管支喘息や食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に、当院は専門的に対応いたします。院内では呼吸機能検査、アレルギー検査が随時実施可能で、吸入やスキンケアについての指導、食物経口負荷試験を通じた「過剰な除去とならない」食物アレルギーへの対応を行ってまいります。また、スギ花粉症やダニアレルギーに対する舌下免疫療法も行っておりますので、アレルギー疾患でお困りのことがありましたら遠慮なくご相談ください。

子どもの心に関する相談に対応いたします。
本文 コロナ禍においてさらに顕在化していると思われる子どもの心の問題は身体に様々な影響を及ぼすものと考えられます。うまく表現することができない子どもたちが示すサインを、時期を逸することなく受け止めることが心身の健全な発育になくてはならないものであり、どんな些細なことでも気になることがあればいつでも遠慮なくご相談いただければ幸いです。こうした子どもの心の問題に起因する心身症に対してはしっかりとお話を伺った上で背景への対応と治療を進めてまいります。また、不登校の誘因となり得る起立性調節障害に対しては、随時の起立試験による評価を基に、適切に治療方針を決定しております。


地域医療サポーター 松谷 麻里子
幼い頃、病気がちだった田中先生は、自分を支えてくれたかかりつけのドクターに憧れ、何の迷いもなく小児科医への道を志されました。

順風満帆に来られた田中先生でしたが、研修医だった24歳の時、お父様がマラソン中に心筋梗塞で急死されるという悲しい出来事が起こり、これが後のドクターとしての生き方に大きな影響を及ぼしたようです。
突然の出来事で、気持ちの整理がつかなかった先生は、阪大法医学部の教授とともに、お父様の司法解剖に挑まれました。
周りでは様々な意見、風評があったものの、田中先生の中には、何かしないと気持ちが収まらない、何か一つ成し遂げることでお父様を送り出したいという強い想いがあったようです。
同じような想いをする方を少しでも減らしたいと心肺蘇生の普及に取り組むきっかけにもなったようです。

お勤めされた、彦根市立病院では救急に関わっておられましたが、ICLSの滋賀県内で当時最年少ディレクターとして活躍されました。
自分の在任中に心肺蘇生を普及したいとの想いで、全職員に心肺蘇生のトレーニングも行いました。
救急外来で心筋梗塞で倒れた患者さんを救命し、社会復帰をさせたことは自信につながっているようです。

一心不乱に邁進してこられた先生ですが、その後、大阪の病院にも勤務され、診療に関わるなかで、大きな組織のなかでは、もっとこうしたいという理想や患者さんとのかかわり方などを実現するのが難しいと判断され、開業を決意なさいました。
まず、夕方から夜の救急までの間をつなぐ夜の時間帯の診療を実現されました。
先生のクリニックでは19:30まで診察を行っていますので、働くお母さんにとっては安心です。
また、自身の経験値を生かし子供の救急にも力を入れています。
急変を早い段階で察知し、いかに早く判断をし、次にどこへ繋げばよいかを判断することが重要だと仰います。そのためにクリニックでは迅速に検査ができるシステムを整えています。

田中先生は、優しい笑顔のとても気さくな先生です。
働くお母さんはぜひ田中先生を訪ねてみられることをおすすめします。