辻本病院

辻本 武宏 先生
内科 / 外科 / 整形外科 / 形成外科 / 脳神経外科 / 心臓血管外科 / リハビリテーション科 / 放射線科 / 神経内科 / 胃腸科 / 循環器内科 / 胃腸内科
取材日:2023年03月16日
大阪狭山市の総合病院「辻本病院」

プロフィール

辻本 武宏 (つじもと たけひろ) 先生
経歴
平成17年金沢医科大学医学部 卒業
平成17年独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター 研修医
平成19年独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター 外科
平成22年北里大学病院 救命救急センター 病棟医
平成22年独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター 外科
平成25年医療法人正雅会辻
資格・所属学会
日本プライマリケア連合学会認定医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本外科学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器外科学会がん外科治療認定医
日本消化管学会暫定専門医
マンモグラフィ精度管理委員会読影認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
JATEC(外傷初期診療ガイドライン)受講済み
JPTEC(外傷病院前救護ガイドライン)受講済み
内痔核四段階注射法講習会受講済み
趣味
子供(8歳5歳)と遊ぶことです。
今回は大阪狭山市で長きにわたり医療を提供されている「辻本病院」の院長、辻本武宏先生にお話しを伺いました。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

当院は1973年に開設され、主に外科・救急診療を手がけてまいりました。その後、徐々に時代のニーズに合わせ亜急性期や慢性期を担当するようになり、私が院長に就任した時期には一般病床45床、療養病床54床の体制で診療をしておりました。

しかし日が経つにつれ、小規模病院の存在意義が世間から厳しく問われ始めてきていると感じました。

私は、この規模の病院が地域医療で活躍できる場がないかと考え続けました。

高度急性期医療は主に公的医療機関が担うようになり、その分大病院ではどうしてもしづらい細やかな対応を目指すのはどうか。

その中で、長くかかられていた患者様が通院できなくなると関係が途切れたりすることが不自然と思うようになったこと、在宅診療を行うとそこまでしてくれるのか、と感謝のお言葉をいただけることがあり、我々の存在意義はここだと強く思うようになりました。徐々に、そういった方やその周囲の方にもお手伝いいただくことで在宅診療を支援する病院として強化型在宅療養支援病院に認定していただきました。

今では、「時々入院、ほぼ在宅」という言葉がありますがその通りと思います。病院を良いように利用していただき、とにかく在宅での生活の質が向上するお手伝いができればと思っています。

自宅が主役であり、在宅診療や訪問看護、介護サービスなども含め大きな意味を込めた言葉=ホームケア。

病院はそのサポーターです。

辻本病院は、「在宅療養支援病院」として、
患者さんが住み慣れた場所で安心して療養ができ在宅生活の限界点を最大限に延伸できるよう「あなたの専門家」を目指します。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

訪問診療
病院の行う訪問診療に力を入れています。医師3名で担当しておりスタッフの疲弊感がなく、重症な方も迅速に対応できます。同法人に訪問看護があります。医局のとなりに部屋があり、非常に密に情報交換できています。


推薦ドクターの声

おおたクリニック 太田 励 先生

一見クールに見える辻本先生ですが、ひとたびしゃべると、非常に柔和なものいいで、話していると安心感があります。患者さんの話もよくきいて、親身に相談にのってくれます。


地域医療サポーター 松谷 麻里子
辻本先生は、祖父から代々の医師のご家庭にお生まれになり、2014年にお父様より現在の病院を引き継がれました。
当時、勤務医だった先生は、お父様がお身体を壊されたことによる突然の出来事だったために相当ご苦労があったご様子です。
勤務医時代に三次救急(生命の危機に関わる重症患者の救急医療)に携わったことや、東北の震災で医師として派遣され、看護師や薬剤師とチームで取り組んだ経験は当時とても役に立っただけでなく、今でも医師としての活動や考えに大きく影響を与えているのだそうです。
今後は在宅医療をはじめとする、高齢者の方が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを実現できるシステムづくりや、療養病棟では抑制をできるだけなくし、明るく穏やかに最期を迎えていただけるような体制を整えていくのが目標だということです。
とても穏やかで優しい先生ですので、ご近所の方は辻本先生に一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。