■患者の方に向けてメッセージをお願いします

クリニック開業にあたり、「患者さんの人生を長期にわたって見守り、最後まで寄り添う医療」を提供したいと考えました。勤務医時代は診療期間が限られており、糖尿病は一生ケアが必要な病気であるにもかかわらず、長期的に診るのが難しかったのですが、開業によって患者さんの終末期まで一貫してサポートができる環境を作りたいと考えました。 病気だけでなく生活や終活、さらにはご家族との関わり方も含めて、私のクリニックでは「何でも相談できる場所」を目指しています。

■ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

私が医師を志したきっかけは、医療従事していた父や祖父の影響でしたが、実際に医師として働き始めるとその道の厳しさに悩むことも多くありました。経験を積むことで医療レベルを高め、患者さんが十分に満足のいく医療が提供できるようになりました。これによって、患者さんの一生に責任を持って関わっていくという自信も徐々についていきました。 特に糖尿病は、患者さんの生活全体を考慮した医療が必要であり、その人が「自分らしい生活」を送り続けられるようなサポートが求められます。地域に根付いて、生活や終末期を含む長期的なサポートができる医療を実現したいという想いで開業しました。

■信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら教えてください。

私の信条は「何でも相談できるクリニック」を作ることです。 糖尿病をはじめ、生活習慣病や内科のことはもちろん、患者様に気軽にどんなことでも相談できるような安心感のあるクリニックであり病気の治療に限らず、患者さんの生活や人生全般についても話していけるよう、親しみやすい医師であることを心がけています。 特に糖尿病は長期的に取り組むべき病気なので、患者さんが治療に対して不安を感じたり、疑問を持ったりすることがないよう、常にわかりやすく、丁寧に伝えることを大切にしています。