やまなか整形外科クリニック

山中 一浩 先生
整形外科 / リハビリテーション科
取材日:2024年12月25日
「患者一人ひとりに寄り添う治療を目指して」

プロフィール

山中 一浩 (やまなか かずひろ) 先生
経歴
平成2年 兵庫医科大学卒業
・兵庫医科大学病院
・国立神戸病院(現:神戸医療センター)
・国立篠山病院(現:兵庫医科大学ささやま医療センター)
・公立浜坂病院
・こだま病院
・明石回生病院
・田仲北野田病院
資格・所属学会
◎資格
・日本整形外科学会  整形外科専門医
・日本整形外科学会  認定リウマチ医
・日本整形外科学会  認定脊髄脊椎病医
・日本整形外科学会 認定スポーツ医
◎所属学会
・日本整形外科学会
・中部日本整形外科学会
・日本腰痛学会
今回は2023年10月に西宮市夙川にて開院された「やまなか整形外科クリニック」の山中一浩先生にお話しを伺いました。山中先生は長年培ってきた経験を活かし地域医療に貢献したいという熱いで治療に携わっておられます。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

この度、長年培ってきた整形外科専門医としての経験を生かし近隣の皆様のお役に立てればという思いから西宮夙川で開院させていただくこととなりました。
地域の方々の四肢、体幹の変性疾患の痛みを緩和させ、運動器疾患・ロコモティブシンドロームでの日常生活動作の低下をリハビリテーションすることで改善させ、生活の向上を目指します。骨粗鬆症を早期診断し治療することで骨折のリスクを軽減させ、健康寿命を増進させます。 また、手術が必要な際は地域の医療機関とスムーズに連携し、手術後の外来リハビリ可能な際は当クリニックでリハビリできるようにしていきます。
患者様とスタッフが笑いあえて、ホッとしていただけるクリニックを目指します。 地域の皆様どうぞよろしくお願いいたします。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

私が医師を志すきっかけとなったのは、小学校1年生の頃、半年間入院生活を送った経験です。当時の不安や苦しみを克服する中で、医療の重要性を感じ、自然と医師になる夢を抱くようになりました。そして努力の末、兵庫医科大学へ進学を果たしました。
大学卒業後、脊椎や人工関節、腎臓病による骨の治療など、整形外科医としての経験を重ねてきました。その中で、「地域に住む方々へ、これまで培った知識や技術を還元したい」という思いが芽生えました。これが西宮市で開業する決意に繋がり、地域に根ざした医療を提供する拠点となりました。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら教えてください。

「患者の症状に真摯に向き合い、最適な治療を提供すること」を信条としています。自身のクリニックで対応できる範囲を超える場合には、適切な医療機関や専門科へスムーズに導くなど、患者の健康を第一に考えた医療連携を重視しています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

運動器リハビリの充実
理学療法士が在籍し、最新の医療リハビリ機器を導入。患者の個別ニーズに合わせたリハビリテーションを提供しています。
骨粗しょう症治療の専門性
レントゲンや骨密度測定機器を用い、腰椎や大腿骨の骨量を正確に測定。また、採血により骨の状態を詳細に評価し、適切な治療を実施しています。
神経痛や急性腰痛症への対応
神経痛の治療では、ブロック注射や優れた飲み薬・外用薬を用いた痛みの緩和を行います。また、急性腰痛症(いわゆるぎっくり腰)に対しても、診察室内で腰を伸ばす治療法を活用。神経症状がないなど一定の条件はありますが、これにより、痛みに苦しむ患者が治療後に自力で歩けるようになるケースも多くあります。

推薦ドクターの声

勝野内科クリニック 勝野 朋幸 先生

山中先生は整形外科医としての高い技術と知識をお持ちであるのはもちろんのこと、患者さんへの接し方や優しさが際立っています。また、整形外科にとどまらず内科的な視点も持ち、必要に応じて治療や適切な紹介を行ってくださる点が非常に心強いです。同じ医療モールで開院し、上の階で診療をされていることは私にとって大変ありがたく、これからも一緒に医療に取り組んでいけたらと願っています。山中先生は本当に素晴らしい医師です。

地域医療サポーター 松谷 麻里子
今回、山中先生にお話を伺い、医療に対する熱い思いと患者さんに寄り添う姿勢に深く感銘を受けました。お話の中で特に印象に残ったのは、小学生の頃の入院生活が医師を志すきっかけとなり、その経験が現在の「患者さんの不安を和らげる医療」を目指す基盤になっているということです。

山中先生のクリニックは、最新のリハビリ設備を備え、整形外科医としての豊富な経験を活かした診療が受けられる頼もしい存在です。また、治療だけでなく、必要に応じて専門病院や適切な医療機関に導くなど、患者さんの健康を第一に考える姿勢に頭が下がります。

「患者さんが少しでも楽になれるように」というお言葉からは、山中先生の優しさと責任感がにじみ出ていました。私自身も取材中、終始穏やかな口調と笑顔に安心感を覚え、先生のもとで治療を受ける患者さんもきっと同じ気持ちなのだろうと思いました。

やまなか整形外科クリニックは、医療の力で地域を支える重要な存在です。これからも、多くの方々にとって「頼れる場所」として愛され続けることでしょう。