高塚クリニック

高塚 勝哉  先生
内科 / リハビリテーション科 / 神経内科

プロフィール

高塚 勝哉 (たかつか かつや) 先生
経歴
京都大学薬学部大学院 博士課程 中退
和歌山県立医科大学 卒業
神戸市立中央市民病院内科(神経内科) 医長
平成12年6月 高塚クリニック 開業
資格・所属学会
日本神経学会認定 神経内科専門医/日本脳卒中学会専門医/日本内科学会 認定内科医/日本神経治療学会
趣味
読書

患者の方に向けてメッセージをお願いします

なんとなくおかしいと感じ、あちこちの病院を受診するも、なんともありませんと言われ、困っている方は結構います。
そのような患者さんも、その訴えを良く聞き、脳神経系の立場からきちんと診察してみると意外に重要な脳神経系の疾患が見つかることがよくあります。脳卒中でも誰が見てもおかしい半身不随が突然出現した場合などは、当然大病院を受診されます。
しかし、なんとなくおかしい、いつもと違うが・・・?よくわからないといった患者さんがむしろわれわれの外来を受診されることが多いのです。
これは慎重に診察しないと難しい、見落とす可能性が高いのです。医療では患者さんの示すちょっとしたサインや変化を見逃さないことが大切ですが、とりわけ神経内科ではそれが重要です。
また医療は高度に発達しています。内科医である限り、神経内科専門とはいえ、消化器系や心臓の異常にも気づき診断する必要がありますが、詳しい検査まですべて一人で行うことは到底無理ですし、むしろ危険です。患者さんの為にもなりません。
そのために、病診連携や診診連携のネットワークが重要です。入院ではなく精査が必要な場合、とりわけ診診連携が重要であると考えています。診療曜日の関係や診察と検査では担当が違ったり、診察依頼から検査、さらに診察と二重三重に手間がかかる病診連携に比べ、その人柄や実力のよく分かった馴染の開業医の先生に検査を依頼したほうがスムーズに事が運ぶことは多々あります。
この診診連携で助けられ、患者さんにも感謝されたことはたびたびあります。
患者さんの悩み、苦しみに真剣に、誠実に、優しく対応すべきことは当然のことですが、真に必要とされることは、医者としてのスペシャリティー、プロフェッショナリティーに裏打ちされた優しさであり、誠実さだと考えています。
神経内科の患者さんの診察には時間がかかります。そのため待ち時間が長くなり大変ご迷惑をおかけますが、お許しください。

病院・クリニックの特徴を教えてください。


神経内科という分野は、きわめて重要な科であるにもかかわらず、いまだに一般には馴染のうすい科といわざるえません。心療内科や神経科と間違われることも多いようです。当院の神経内科は、あくまで内科の一部門としての神経内科です。
心(こころ)を扱う心療内科や神経科とは違います。つまり、消化器内科が消化器系を循環器内科が心臓・血管系を扱うと同じように、特に脳、脊髄、神経、筋肉系を扱う内科の一部門です。脳神経系もやはり臓器です。消化器系や心臓・血管系などと同じように様々な病気があります。具体的には、脳の血管障害である脳卒中やパーキンソン病をはじめとするいろいろな神経難病、てんかんや認知症などなどです。症状としては、しびれや痛み(もちろん頭痛を含む)、脱力、めまい、ふらつき、歩行障害、しゃべりにくさ、動きのぎこちなさ、物忘れ、など実に多彩です。症状が多彩であるということが脳神経系の疾患の特徴でもあるからです。
このような神経内科を専門に扱うドクターがいろいろな中堅の病院にも少なく、これらの病院から診察を依頼されることも多いです。脳神経系は切ったりはったりすることの難しい分野です。神経内科の扱う領域は非常に広いのです。二十一世紀は脳の世紀ともいわれています。
神経難病もどんどん解明されつつあります。アルツハイマー型認知症ですら本当の意味で治療可能となる日もそんなに遠いことではない勢いです。
高齢化も進み今後益々重要となる科です。


推薦ドクターの声

井尻整形外科 井尻 慎一郎  先生

神経内科の先生です。脳梗塞、脳出血、パーキンソン病などの神経疾患のプロ中のプロです。各地からたくさんの患者さんが来られますが、きちっと丁寧に診察・診断をし、適切な治療をされます。多くの神戸市立中央市民病院出身の医師が自分のことでも受診する先生です。内分泌などの知識も豊富で、他科にわたり診断がつきにくい病気でも解きほぐしてしまう、素晴らしいドクターです。

地域医療サポーター 江上 善章
高塚クリニックは、阪急六甲駅から3分のクリニックビルの2階にあります。
1階は共有スペースでソファーがあり、緑も多く落ち着いた雰囲気のクリニックです。
高塚先生は紳士的で大変親切なお医者様という印象でした。たまたま待合室の花瓶の花びらが床に落ちているのを見つけるとご自身でサッと手で拾い上げ片づけている姿が印象的でした。