里町眼科

小國 務 先生
眼科
取材日:2017年10月25日
愛知県安城市 里町眼科

プロフィール

小國 務 先生
経歴
平成14年 浜松医科大学医学部卒業
平成14年 岐阜大学医学部付属病院 眼科 研修医
平成16年 大垣市民病院 眼科 医員
平成18年 岐阜大学医学部付属病院 眼科 医員
平成22年 大垣市民病院 眼科 医員
平成24年 大垣市民病院 眼科 医長
資格・所属学会
日本眼科学会認定眼科専門医
日本眼科手術学会
日本網膜硝子体学会(PDT研究会認定医)
日本緑内障学会
日本角膜学会
日本抗加齢医学会
趣味
自動車が趣味です。仲間内でレース用の車両を1台共有して、耐久レースに参戦しています。車の運転は、自分の実力を100%出し切ることが非常に難しいです。実力の何%を引き出すことができるかで勝敗が大きく変わってきます。こういった考えは診療、特に手術にも生かされていると思います。自分の実力を磨く鍛錬、実力を引き出す集中力、そういう環境に自分を置くことが好きなのかもしれません。
平成25年3月1日に愛知県安城市に開院されました眼科専門クリニック 里町眼科の小國先生を紹介いたします。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

勤務医時代は、地域の基幹病院で、網膜硝子体手術、斜視手術、緑内障手術、白内障手術と様々な手術に関わってきました。当院には入院施設は無いので、手術に際して安全に扱える疾患はどうしても限られてしまうのですが、今までの知識を基に、現在の標準的な眼科医療を広く患者さんに提供していきたいと考えています。また自分には力不足の疾患も当然あるわけで、そのような場合は、自分ならこの先生に診てもらいたと思う先生に紹介させてもらいます。それは患者さんにとっての利益であるだけでなく、自分にとっても勉強させて頂く機会になります。医療は日進月歩、常に変化しております。そのためにも日ごろから積極的に講演会に参加したり、他の眼科の先生方と情報交換をしたり、新しい治療法やそれに関わっている病院や医師の情報を常にブラッシュアップするように心がけています。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

元々医療系のテレビ番組は好きでしたが、進学した学校が医学部希望者が多い学校であったので、周りの影響が強かったと思います。中学三年のときに、授業中にこっそり読んでいたブラックジャックに影響されて以来思いは強くなりました。医学部に進学してからは、何となく外科系で手術ができる科に進もうと思っていました。臨床実習で、眼科の顕微鏡手術にすっかり魅了されたのと、手術に使う機械が面白そうで、その後は眼科医しか考えませんでした。勤務医時代は主に地域の基幹病院で仕事をしていたのですが、やはり自分の病院を持って、診療環境、手術環境、医療機器の選定など、自分の考えでやってみたいという思いが強まり開業を決意しました。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください。

座右の銘と言う程のものでは無いのですが、自分が未知の新しい物に対して、触れてもいないのに否定するような人間にはならないでいようと思っています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

翼状片手術が得意です。術後の痛みも少ないです。
当院の近隣は農家の方が多いせいか翼状片の方がたくさんいらっしゃいます。また再発しやすいからと言われてそのままになっている方も多いです。当院では、ほぼ全例有茎結膜弁移植法を用いて手術を行っておりますので、再発率を大幅に抑制できております。開院してから約4年半で100例以上手術しておりますが、いまのところ再発は1件も認めておりません。また術後の痛みに関しても、一工夫することで抑えることができるので、患者さんの負担軽減のために実践しています。
白内障手術の経験が豊富です。
 開業まで地域の基幹病院で、難症例の白内障手術も数々経験してきました。一言で白内障と言っても状態は様々で、中には入院が好ましいようなケースもございます。全身状態も含めた総合的な評価を行い、患者さんにとってより良い結果に結びつくような治療計画を提案させて頂いております。
網膜硝子体手術や緑内障手術にも対応可能です。
 一般的には入院で行われることの多い手術ですので、入院できる病院への紹介をお勧めはしますが、仕事や家庭の事情、どうしても大きい病院まで行けないという方もいらっしゃいます。そのような方とは相談の上で自分の経験上日帰りでも大丈夫と判断できるケースは当院で手術させて頂いております。

推薦ドクターの声

 前田 征宏 先生

 小国先生は、私が岐阜赤十字病院で勤務している頃に「同年代の手術をたくさんやっている若手医師で、医局の垣根を越えて本音をぶつけ合い、互いに向上し続けられるような勉強会がやりたい」と勉強会を作られ、声をかけていただいたことがご縁で、以降ご一緒させていただいております。角膜・屈折矯正から網膜硝子体疾患など幅広い知識をお持ちで、何事にも熱心で妥協しない、常により良いものを目指されている先生です。
心には熱い思いがありますが、その人柄はとても穏やかで紳士的な先生です。

地域医療サポーター 八木 浩之
 名鉄新安城駅より徒歩15分ほどの住宅街に里町眼科はございます。小さいころから医療関係のドキュメンタリー番組が好きで家族とともに好んで見ていて進路を決める際、医学部をめざす友人も多かったこともあり医学部を目指されたようです。医学部の実習を学んでいる際、もともと細かいことが好きで手術にかかわりたく外科系がいいと思ってましたが、眼科では顕微鏡で手術をすることが興味深く、いろんな機器を使用し、患者さんそれぞれに設定を行うことに興味を覚え眼科を選ばれたようです。そんなことで白内障、緑内障など網膜に関する手術は総合病院から経験も豊富でお得意のようです。学会ではいい報告・いいデータしかなく、経験を積んでいきますと手術をこなすにもコツがあり同世代の若手医師の有志で見てもわからないところの情報を共有できる勉強会を開催、中心で活動されてきました。自分たちの経験を分かち合いレベルアップに熱心に取り組まれてます。特に網膜に関してはケガの外傷など救急での必要性も高く手術全般の情報共有に取り組みされてきました。今まで先輩に教えていただいたことをこれからは後輩の医師の育成のためにも勉強会を続けられ、日々の患者さんへの診療に役立つことになるとのお考えです。安城市近辺で目に関して気になることがございましたら里町眼科小國先生にご相談されることをお勧めいたします。