新大塚こどもクリニック

杉田 えり 先生
小児科 / 新生児科
取材日:2018年02月15日
東京メトロ丸ノ内線「新大塚駅」徒歩1分
新大塚こどもクリニック
小児・新生児の専門医

プロフィール

杉田 えり (すぎた えり) 先生
経歴
・東京女子医科大学 卒
・東京女子医科大学病院 小児科  母子総合医療センター(NICU)
・葛飾赤十字産院
・山王病院
資格・所属学会
■資格
 ・小児科専門医
 ・周産期専門医(新生児)
 ・小児科学会認定小児科指導医
☆初診の方でも予約が可能です。
待ち時間短縮のため、できるだけ予約してからの受診をお願いいたします。

☆初めての予防接種を受ける赤ちゃん
初めての予防接種を受ける赤ちゃんは、予約システムからの予約時間帯以外に、平日の午後1時から1時半にも予約をお取りできます。お気軽にお電話(03ー3944ー0808)でお問い合わせください。また、処置中の写真撮影、動画撮影はご自由にしていただいておりますので、ご希望の場合はお声掛けください。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

はじめまして。
このたび新大塚駅前に「新大塚こどもクリニック」を開院させていただくことになりました。
私は大塚で産まれ育ちました。そして今4人の子どもをこの町で育てています。子育ての大変さと楽しさをご家族の皆さまと共有しながら、いっしょにお子様たちの成長を見守っていきたいと思います。
大塚の肝っ玉母さんになりたいと思っています。お子様の体調、発達のことなど、お気軽にご相談ください。
小児科のなかでは新生児を専門としてNICUで勤務してきました。
小さな赤ちゃんたちもどうぞ安心して受診してください。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

一般診療
急に熱が出てしまったり、下痢をしてしまったり。
咳がなかなか治らなかったり、肌がいつもガサガサしていて痒がっていたり。
こどもたちの気になる症状についてご相談ください。

風邪
子どもの病気の中でも一番多いのが風邪です。鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。
症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽度ののどの痛みや発熱等で原因の9割以上がウイルスによるものです。気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、熱を含めた症状の経過を観察することが重要です。

腹痛
子どもが訴える痛みで一番多いのが腹痛です。
腹痛は比較的軽症の急性胃腸炎や便秘症から、重篤で緊急の対応が必要な病気(急性虫垂炎や腹膜炎、腸閉そく等)まで、さまざまな原因で起こります。
2歳以下の乳幼児は、はっきりとした腹痛を訴えることができず、ただ機嫌が悪く泣いている場合もあります。
便秘は病状としては軽症ですが、子供にとっては、激しい痛みを伴う場合があり、腹痛は病状の重症度と痛みの程度が一致しないことがありますので、嘔吐や下痢といった他の症状の経過観察が必要になります。受診される場合は、これらの症状の経過を医師にお伝えください。

下痢
子どもの病気の中でも風邪の次に多いのが下痢です。
下痢の場合は、便の状態をよく観察しておいてください。
少し柔らかい程度の下痢か、水のように流れるほどなのか、血液や粘液は混じっていないか、腐敗したような臭いはないか、白っぽくないかなどを確かめましょう。
血便、粘血便(粘液の混じった血便)、白色便、食物が全く消化されていない便などであれば、写真に撮っておくか、オムツを持参して受診してください。
また、機嫌はどうか、ぐったりしていないか、嘔吐はないかなどもよく観察しておいてください。
下痢のときには、水分も吸収しにくくなっていますので、水分を少量ずつ上手にとらせながら休息させてあげてください。

嘔吐
嘔吐は、胃腸の食物を消化する能力がおちているため「食べたり飲んだりした物」を胃腸が拒絶して起こる反射です。
吐いたあとも、少しずつ水分をとって、あまり苦しそうでなければ、さほど心配はないですが、嘔吐と共に顔色不良となりぐったりする、火がついたように激しく泣く、血便等が見られるときは腸重積症のおそれがあります。腸が腸の中にどんどん入り込んでいってしまい、12時間以上経過すると腸が壊死して腹膜炎やショックを引き起こしたりする病気ですので、できるだけ早く医療機関にかかりましょう。
また、嘔吐のときは、脱水症状にも注意が必要です。
吐き気の強いときは、水を飲ませても吐きますし、そうすると余計に脱水症状をひきおこす要因にもなりますので、吐いて2時間は何も与えず様子をみます。
その後、吐き気がおさまって水分を欲したら水や薄目のお茶などを少量ずつゆっくり与えてください。 食事は、様子を見ながらうどんやおかゆなどの炭水化物を少量ずつ与えるのが良いでしょう。

発熱
子どもが熱を出すと心配になりますが、小さな子どもはまだ体温調整機能が発達途中ですので、小学校に入るくらいまでは熱をだすことがよくあります。
発熱は感染症からからだを守ろうとするからだの防御反応になりますので、解熱剤で熱を下げたところで病気自体がなくなるわけではありません。
熱の高さと病気の重症度は比例するものではありませんので、必ずしも薬を使って熱を下げる必要があるわけではありません。

とびひ
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。
かきむしった手を介して、水ぶくれ(水泡)があっという間に全身へ広がる様子が、火事の火の粉が飛び火することに似ている為、「とびひ」とよばれています。
とびひは、虫刺されや汗疹を掻いたり、小さな怪我でできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染する事で発症します。


推薦ドクターの声

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 藤本 智子 先生

杉田先生は自身もお子さんを4人子育てしながら、丁寧な診療をされているドクターです。先生自身が母親であることからも、患者さんを温かく診療する姿に、自分の家族も安心してみてもらいたいと思っています。

地域医療サポーター 江上 善章
杉田先生は、小柄な女医さんですが、大変多忙にされていてパワフルなドクターです。