田中耳鼻咽喉科

田中 亜矢樹 先生
アレルギー科 / 耳鼻咽喉科
大阪市福島区の耳鼻咽喉科なら『田中耳鼻咽喉科』こどもの中耳炎・アレルギー性鼻炎・花粉症・鼻咽腔炎・顔面神経麻痺

プロフィール

田中 亜矢樹 (たなか あやき) 先生
経歴
大阪市立大学医学部医学科 卒業
大阪市立大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 臨床研修医
金沢医科大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 助手
大阪市立大学大学院医学研究科 卒業
医学博士の学位を取得
アクティ大阪耳鼻咽喉科医院 常勤医
平成16年12月 田中耳鼻咽喉科 開業
資格・所属学会
医学博士
(学位論文:「通年性アレルギー性鼻炎患者の末梢血単核球の抗原反応性に及ぼす免疫療法の影響に関する研究」)
日本耳鼻咽喉科学会/日本アレルギー学会/日本耳科学会/大阪市福島区医師会/関西電力病院登録医/日本鼻科学会/日本気管食道科学会/耳鼻咽喉科臨床学会/大鼻咽阪府耳喉科医会
日本耳鼻咽喉科学会認定/耳鼻咽喉科専門医
趣味
旅行・海釣り
今回は、勉強熱心・探究心旺盛で丁寧に対応していただける田中耳鼻咽喉科の院長田中先生をご紹介します。TVでも紹介されたことがある注目のドクターです。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

「耳鼻咽喉科 ジビインコウカ」。あまり見慣れないとても難しい漢字ですね。 耳鼻はみみ・はなのことかなとわかりますが、咽?喉?ってなんのこと?と思われる方は多いと思います。
簡単に言えば、咽頭(いんとう)は食べ物の通りみち。喉頭(こうとう)は空気の通りみちです。どちらも“のど“ですが役割は多少違います。
料理を口に運び味わい、鼻で息を吸って匂いを嗅ぎ、耳で言葉や音楽を聴き取る。そして家族や友人と交わすなにげなくて楽しい会話。それを皆さんは普段から特に意識せずに毎日毎日、今この瞬間も行っています。
耳鼻咽喉科は普段意識しないような人間の五感のうち三感(嗅覚、味覚、聴覚)に密接にかかわった病気を主に扱います。
その中には命にかかわる重大な病気(癌など)もあれば、命には関わらないけれども、その病気があることによって日常生活のQOL(quality of life:生活していく上での心地よさ)が損なわれる病気も多くあります。
アレルギー性鼻炎やちくのう症で鼻が詰まれば呼吸もしづらく頭も重くなって考えもまとまりません。
のどが痛くてご飯が食べられずつらい思いをすることもあります。
聞こえが悪くなり耳鳴りがすればコミュニケーションに不具合が生じ、人と会話するのがおっくうに感じられることもあるでしょう。
声が出ずに言いたいことが伝わらず、もどかしく思うことがあるかもしれません。そういったごく普通に起こる不具合に答えを出すのが耳鼻咽喉科の役割だと思います。
そして楽しいことがあれば笑い、悲しいことがあれば自然と涙がこぼれます。笑顔を見れば笑っている人だけでなく笑顔を見せられた人も楽しくなって、ひきこまれるように笑うこともあるでしょう。この顔の表情を表現するためには顔面神経という神経が関わっていますが、これも耳鼻咽喉科の取り扱う大切な部位なのです。
赤ちゃんからお年寄りまで、人間らしく生きるために。そのためのお手伝いをさせていただいています。

病院・クリニックの特徴を教えてください。


一般的な治療法以外に当クリニックでは、患者さんの症状を勘案して次のような治療法を行っています。(一部をご紹介します。詳細はオリジナルホームページをご覧ください)

【みみの患者さんへ】

当院では特に「こどもの中耳炎」の診断・治療に力を入れています。
■滲出性中耳炎

耳の痛くなる急性中耳炎と違って鼓膜の奥の中耳に滲出液(透明な液体)がたまる滲出性中耳炎の場合は、症状に乏しいため発見しにくい場合があります。
まずお薬や通気(鼻から耳に空気を送ること)などを行ってみて、治りにくければ鼓膜切開や鼓膜にチューブを入れる手術をすることもあります。
滲出性中耳炎は「治る病気」です。けれども治療に長期間かかることも多いのでこどもさんだけでなくご家族の病気に対する理解が必要になります。

【はなの患者さんへ】

■アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)の特異的減感作療法(免疫療法)
現時点で唯一アレルギー性鼻炎(ハウスダストとダニ)とスギ花粉症を根治させる可能性のある治療法です。
アレルギーの原因物質(抗原)を皮下注射しして、抗原に対する過敏性を減らす(アレルギー反応を出にくくする)ことを目的とした治療法です。アレルギー反応が強くなることを「感作が深まる」と表現することがありますが、減感作療法はその感作を減らすという意味からこの名前が付きました。

■アレルギー性鼻炎・花粉症の炭酸ガスレーザー手術治療について

薬物療法で症状が改善しない方、薬を飲み続けることに抵抗のある方、花粉症がひどい方。そういう方にはレーザー手術という治療法があります。 外来日帰り手術で行えます。
まず麻酔薬をひたしたガーゼで鼻の粘膜を麻酔します。注射の麻酔はありませんのでご安心ください。充分に麻酔が効いたら鼻の中に手術器具を入れて鼻の中の特に下鼻甲介(かびこうかい)という部分をレーザーで10分弱焼灼します。 ほとんど痛みはなく、出血もほとんどありませんので、小学校高学年から受けることができます。

【のどの患者さんへ】

■鼻咽腔炎(びいんくうえん)とアデノイド Bスポット療法
Bスポット療法は、のどから曲がった綿棒(咽頭けんめんし、といいます)で鼻咽腔を擦ります。鼻咽腔炎であれば容易に出血します。ファイバースコープで観察すると、鼻咽腔の表面にコーティングしたようなテカテカと不自然な光沢があります。 場合によっては鼻から細い綿棒で鼻咽腔を擦ることもあります。 頭痛や目の奥が痛い、といった症状に著効するケースを数多く経験しています。

【その他の患者さんへ】

■顔面神経麻痺
顔面神経は側頭骨という耳の付いている骨の中を通り、耳下腺の間を抜けて枝分かれして顔面に分布します。
このうちのどこかで障害を受ければ麻痺症状が出現します。中耳炎や、側頭骨の外傷、耳下腺の病気(腫瘍など)、などが顔面神経麻痺を引き起こすことがあります。聴神経の腫瘍や顔面神経自体の腫瘍でも麻痺が起こることがあります。
口角から水が漏れるようになった、眼が閉じにくい、顔が引きつるようだ、などといった症状があればできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。 早期発見と早期治療が大切です。


推薦ドクターの声

大阪市立大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 加藤匠子 先生

人柄も良く耳鼻咽喉科の勉強会を主宰されるなど研究熱心な信頼できるドクターです。

地域医療サポーター 江上 善章
平成16年に大阪市福島区で開院された時からお付き合いいただいています。勉強熱心・探究心旺盛で一歩一歩確実に丁寧に対応していただけるドクターです。そのため他のドクターからの信頼も厚く、赤ちゃんからご年配の方まで安心して受診いただけるクリニックだと思います。 耳・鼻・のど関する診断・治療から、アレルギー・めまい・難聴・補聴器のご相談までされています。たまたま最近知ったのですが、顔の表情を表現するためには顔面神経という神経が関わっていますが、顔面神経麻痺も耳鼻咽喉科の取り扱う大切な部位で当クリニックでも治療されています。