康クリニック

康 純明 先生
内科 / 外科 / 消化器内科
取材日:2017年10月23日
大阪市営地下鉄御堂筋線「昭和町」から徒歩5分 
内科(消化器)・外科・在宅訪問診療の「康クリニック」

プロフィール

康 純明 (こう よしあき) 先生
経歴
略歴
1982年 大阪府立天王寺高等学校卒業
1989年 三重大学医学部卒業 大阪市立大学医学部第1外科入局
1998年 生長会府中病院外科副部長
2007年 市立柏原病院外科部長
2009年 康クリニック開設
資格・所属学会
所属学会
・日本外科学会
・日本消化器外科学会
・日本消化器内視鏡学会
・日本癌治療学会

資格
・大阪市立大学 学位(医学博士)
・日本外科学会 外科専門医
・日本消化器外科学会 消化器外科専門医
・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
・検診マンモグラフィー読影認定医
趣味
50歳を超えてからマラソンを始め、これまで2回フルマラソンに出場しました。2017大阪マラソンにもエントリーしています。

今回は阿倍野区で2009年に開院された康クリニックの康純明先生をご紹介します。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

約20年間、外科の勤務医として、外傷や腹痛・下痢など腹部の急性疾患の診断治療、胃がん・大腸がん・肝臓がん・乳がんなど悪性疾患の手術に携わった経験から、高血圧や糖尿病など生活習慣病をかかえた患者様にとって、がんなどの新たな病気の早期発見・治療がますます大切であり、さらに病気の予防や健康維持増進をはかる積極的な取り組みが必要と感じております。さらに高齢でいろいろなご病気をかかえた患者様の場合、手術などの専門治療後も早期に退院することが多く、在宅での療養をしっかりサポートすることが大切ですが、その体制はまだまだ十分とは言えません。
当クリニックは、病気の早期発見・治療から在宅療養のサポートを行う地域の「かかりつけ医」として、『わ(話・輪・和)を大切にする医療』をモットーに頑張っております。


ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

小学生の時から漠然とドクターにあこがれていましたが、高校生になり一生携わる職業として「医師」になることを志望しました。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください。

『 わ(話・輪・和)を大切にする医療 』
話:患者様との対話(コミュニケーション)を重視します。
輪:ドクター、ナースおよびスタッフ全員で患者様を包み込むチームの輪を創っていきます。
和:つらい症状、病気をいち早く和らげる医療を行っていきます。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

腹部エコー検査、細径径鼻内視鏡検査が得意です。
急性の腹部疾患の場合、診察室でリアルタイムに腹部エコー検査を行い確定診断に努めています。
また細径の径鼻レーザー内視鏡(富士フィルム社製EG-L580NW)を使用し、苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。

在宅治療に力を入れています。
外科専門医、消化器外科専門医、がん治療認定医の経験を活かして、特にがんの患者様の在宅療養支援を行っています。がん性疼痛の症状に対してはオピオイド(経口剤・貼付剤・注射剤)の使用経験も豊富で、PCAを用いた疼痛緩和も行っております。

推薦ドクターの声

ひろせクリニック 広瀬 真 先生

消化器の専門家で、またかかりつけ医として在宅診療も多数行っておられます。胃カメラは鼻から挿入されるので、私もしていただきましたが、オエッとなることがなく楽に胃カメラが受けられます。


地域医療サポーター 松谷 麻里子
康先生は、外科の勤務医として消化器系の癌の患者様をはじめとする手術を中心に、平成元年より20年間活躍してこられました。
当時、癌は手術治療が主で、外科医が手術からその後の治療まで行っていたそうですが、最近では、早期であれば内科が内視鏡で手術を行い、外科で手術を行う場合も、その後の治療は腫瘍内科が行うなど細分化されるようになり、医療技術は進歩したものの、それに伴い患者様との関係も希薄になってきたのに少し戸惑いがあったようです。
さらには、在院日数の短期化、入院より在宅へという流れの中、再発患者を病院はなかなか受け入れなくなり、病院が目指す医療と自分の目指す医療の違いにジレンマを感じるようになったということです。
何とか再発された患者様をトータルで診て差し上げたいという思いが強くなり、在宅療養に魅力を感じられ、開業を決断されました。
現在では、元外科医の経験を活かし、かなりのスキルを必要とする癌の末期患者の疼痛緩和療法なども多く行っておられます。
康先生は、患者様の不信、不安をできるだけ取り除いてあげたいと、患者様の声に耳を傾け、ゆっくりとお話を聞くことを心がけておられます。
病院の先生には忙しくてなかなか聞けなかったことを聞かれることが多いそうですが、在宅だと時間の余裕をもって聞いて差し上げれるのだそうです。
それは自分の求める医療であり、やりがいを感じているとおっしゃられているのが印象的でした。