さかいペインクリニック

酒井 雅人 先生
内科 / 整形外科 / リハビリテーション科 / 麻酔科 / ペインクリニック
取材日:2019年04月01日
JR柏原駅すぐの痛みのお医者さん「さかいペインクリニック」

プロフィール

酒井 雅人 (さかい まさと) 先生
経歴
■略歴
昭和42年生まれ
平成3年/大阪医科大学医学部卒業 
平成9年/大阪医科大学大学院博士課程修了
平成11年/大阪医科大学助手
平成15年/大阪医科大学講師 
平成19年/大阪医科大学診療准教授
平成20年/さかいペインクリニック開院
資格・所属学会
■資格・その他
医学博士
麻酔科標榜医
日本麻酔学会専門医
日本麻酔学会指導医
日本ペインクリニック学会認定医
日本ペインクリニック学会評議員
日本医師会認定健康スポーツ医
大阪医科大学非常勤講師
大阪医科大学臨床教育教授
ペインクリニック関西地方会 運営委員
趣味
テニス、ラグビー観戦、ゴルフ、ランニング 学生時代はテニス部、ラグビー部に所属。現在はテニスができる瞬発力なく、ラグビーはやってみて、観戦するのがベストと達観し、ワールドカップを心待ちにしています。ゴルフは大学病院時代はたしなむも、開業してから貴重な休日をゴルフのために1日無駄?にはできず、現在は1時間程度、音楽や落語をききながらのジョギングが一番の気晴らしになっています。
今回は柏原駅前の痛みのプロ「さかいペインクリニック」の院長、酒井雅人先生にお話しを伺いました。
酒井先生の医院では神経ブロック療法によりさまざまな痛みの治療を行っています。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

麻酔科医とはみなさまもご存知の通り、
手術時に患者さんの全身状態を管理する医師であります。
特に、手術における痛みを抑えるため、種々の神経ブロックを駆使します。
その神経ブロックを手術を受ける患者さんでなく、
日々慢性的な痛みに苦しんでいる人に役立て、治療にあたるのが
ペインクリニック(痛みの治療科)です。
長年培ってきた経験をできる限りたくさんの人の治療に役立てたいと思います。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

痛みは人間の根源的な悩みです。病院、クリニックを受診する動機の8割が痛みです。原因の判明した痛みはもはや警告信号の役割はなく、不快なものでしかありません。その痛みを何とか寛解させるのがペインクリニックの使命と考えます。ペインクリニックでは神経ブロックで痛みを取るのがメインですが、私のポリシーとしては、ブロックに固執することなく、薬物療法、物療、リハビリ、東洋医学などあらゆる痛みに効果のある手段を駆使した集学的治療をモットーにしています。前職は大学病院のペインクリニック科に在籍していたのですが、大きな組織で自分の思いを達成させるのはなかなか困難であり、理想の治療を達成するべく開業することを決意しました。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください

痛みに苦しむ人の一助になること。そのためには現状に満足することなく、常に探究心をもって、治療をふくめた医院のアップグレードを目指します。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

その痛みに迅速に対処します。
医療者は痛みの原因探求に偏りがちですが、同じくらいもしくはそれ以上の誠意をもって痛みに対して対処していきます。それは鎮痛剤を処方するだけでなく、適応があればより強力なブロック治療を駆使します。外来治療において、ブロック治療より強力な鎮痛法はないと考えます。また、原因のわかった痛み、長引く痛みはガマンしてもよくなるわけではなく、不快な時間を長時間持続させているだけです。痛みは我慢せず迅速に取り除くことが大事です。慢性痛となり長期間経過すれば、その症状を治すのにはその2倍や3倍の治療期間が必要と成ります。

再発しないようにするのはリハビリが大事
ブロック治療で痛みをとりのぞいても、すぐに再燃することはままあります。最強の痛み再燃防止はリハビリテーションです。当院では多数の理学療法士を揃え、リハビリ治療に重点をおいています。痛みを取るだけでなく、痛みを予防する。それこそが理想のペインクリニックです。


推薦ドクターの声

白岩内科医院 白岩 俊彦 先生

酒井先生はもともとは麻酔科の先生で大学病院や救急病院で経験を積まれました。
痛みの原因を早く見つけ、コントロールする技術に優れた先生です。
手術が必要であればタイムリーに症状に適した先生に繋いでいただけます。
リハビリの施設も整っており、トータルで診ていただけます。

地域医療サポーター 松谷 麻里子
酒井先生は、以前は大学病院、救急病院の麻酔科医として主に外科手術の麻酔や救急患者の治療、術中術後の全身管理を担当し、あらゆる医療現場で様々な症状の患者様をサポートすることによって、幅広い臨床現場での経験を積み上げてこられました。
身体の痛みをブロックする麻酔の技術を応用した、神経ブロック療法は痛みに対して即効性が高く、ヘルニアや帯状疱疹をはじめ、腰や首、肩、膝などの痛みにも効果を発揮するそうですが、大きな組織の中ではなかなか自分の理想の治療ができないということで、開業を決意されました。
せっかくとった痛みを再発させないようにするためには、運動療法も併用することが効果的だという理由から理学療法士と連携しながらリハビリ治療も行っています。
なかなか通院ができない患者様のために送迎でのリハビリも行ってきましたが、今年3月からは在宅でのリハビリも始められました。
ペインクリニックというのは、まだまだ世間に周知されていません。麻酔の技術を痛みの治療に応用することにより麻酔が切れた後でも痛みが和らぎ、治療を続けることで症状を完全に治癒できることが発見されたのはここ数十年のことです。
痛みがなかなか治らない方や、手術以外に治る道がないとう患者様は、ぜひ神経ブロック治療を経験して欲しいと先生はおっしゃいます。
先生のクリニックでは、ご高齢で変形や合併症に悩んでおられる患者様なども来られています。他院ではリスクがあるため治療を諦めた患者様でも、先生の豊富な経験のもと、麻酔や注射の技術を駆使し、改善されたケースも多々あるといいます。
痛みで悩んでおられる方は、一度、酒井先生を頼られてみてはどうでしょうか。