はっとり整形外科 リウマチ科クリニック

服部宏行 先生
リウマチ科 / 整形外科 / リハビリテーション科
取材日:2019年03月13日
東京都杉並区 西武新宿線「上井草」駅徒歩30秒
スポーツ外傷/障害、脊椎疾患、関節疾患、骨粗鬆症
はっとり整形外科・リウマチ科クリニック

プロフィール

服部宏行 (はっとり ひろゆき) 先生
経歴
2001年
私立東京医科大学整形外科講座大学院卒業
2002年
都立大塚病院 整形外科
2004年
長野県信濃医療福祉センター 整形外科
2005年
東京医科大学病院 整形外科助教
2008年
社会保険蒲田総合病院 整形外科部長
2014年
JCHO東京蒲田医療センタ− 整形外科診療部長
2019年
はっとり整形外科 リウマチ科クリニック院長
資格・所属学会
医学博士
日本整形外科学会認定専門医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本リウマチ学会認定専門医
身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
難病指定医
趣味
東京医科大学(学生時代)は関東医歯薬獣大学リーグ1部で優勝/東京医科大学整形外科学教室(医師)では日本整形外科学会親善サッカー大会で優勝
今回は、一般財団法人 仁和会総合病院の副院長 諸橋 彰先生のご推薦をいただきましたので、はっとり整形外科・リウマチ科クリニックの院長 服部宏行先生をご紹介いたします。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

はじめまして
この度、西武新宿線上井草駅前に“はっとり整形外科 リウマチ科クリニック”を開院しました院長の服部宏行です。私は東京医科大学病院、都立大塚病院では骨軟部腫瘍、関節リウマチなどの難治性整形外科疾患、長野県信濃医療福祉センタ−では肢体不自由児を中心とした小児整形外科の診療に携わってきました。
社会保険蒲田総合病院、JCHO東京蒲田医療センタ−では約10年間整形外科部長として外傷、スポーツ外傷/障害、脊椎疾患、関節疾患、骨粗鬆症など幅広い運動器疾患の診療に従事してまいりました。
一般に運動器疾患の診断は、血液検査、レントゲン検査、超音波検査、骨密度検査、MRI検査などさまざまな機器によって得られるデータと、医師のこれまでに培った知識、技術を駆使して身体所見をとり、総合的に行われます。整形外科での診断は決してデータだけで行われるものではありません。年齢的な退行性変化は脊椎や関節に画像上の異常として認められます。しかし、それが患者様の困っている事と一致してはじめて治療が必要な疾患と診断されます(予防医学は異なります)。この画像所見と身体所見の照らし合わせが重要となってきます。
運動器疾患の治療は投薬、リハビリ、手術などに多くの選択肢があります。そのため“患者様の希望する治療”と“整形外科専門医が考える最適な治療”が異なる場合が多々あります。その場合は患者様とよく相談し、“最善な治療”を探していきたいと考えています。整形外科専門医から手術を勧められても、患者様は手術を希望しない場合も多くあります。その際は可能な限りの保存治療を提供出来ることが、運動器疾患を扱う専門医であると考えています。
これからも自己研磨に励み、患者様の目線に立って良質な医療を提供出来るクリニックになる様に努めてまいります。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

高校時代は寮生活で、サッカーをするためには、勉強にも励む必要があったため、次第に学力がつき、医学の道を目指すようになりました。内科医の父からのアドバイスを受けて東京医科大学に進学しました。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

整形外科
整形外科は骨、関節、靭帯、腱、神経、筋肉など人間が快適な生活を送る上で必要な“運動器”の診療を行う専門領域です。その対象は脊椎、脊髄、骨盤、上肢(肩、肘、手、手指)、下肢(股、膝、足、足趾)など広範囲に及びます。また、小児、学童から成人、高齢者まで全ての年齢層が対象となり、その内容は多様で治療の必要な患者数が極めて多いのが整形外科の特徴です。私はこれまでに然るべき施設で、多くの運動器疾患の治療に携わってきました。当院でもその経験を十分に生かした診療を行いたいと考えています。また、当院では骨折予防にも力を入れ、積極的に骨粗鬆症の診療を行なっております。腰椎、大腿骨の骨密度測定も可能で、測定1部位は最短で30秒程度です。適切な薬物療法、運動療法に加え、ご希望があれば管理栄養士による栄養指導も行っています。
リウマチ科
関節リウマチの治療成績はこの20年で飛躍的に進歩しております。早期に関節リウマチと診断し、適切な治療を開始しているためと考えられています。関節リウマチの診断は決して血液検査のみで行われるものではありません。問診や身体所見、関節触診や腫脹関節に対するエコー所見などで他の関節疾患との鑑別が重要です。私は関節疾患にもっとも精通している診療科は整形外科と考えています。近年、関節リウマチの治療成績が向上するに伴い、手術症例が減少しているため、関節リウマチの治療に整形外科医が携わらなくなっています。また、薬剤が多種(免疫抑制剤、免疫調節薬、ステロイド、生物学的製剤)にわたっているため整形外科医が敬遠する傾向にあります。私は骨軟部腫瘍外科の診療に携わっていたため、多くの化学療法を施行しており、薬物治療に対するにアレルギーはありません。当院でも関節リウマチの診療を積極的に行いたいと考えています。
リハビリテーション科
2019年2月1日に開院し、月曜日と水曜日には非常勤の理学療法士によるリハビリテーションを行っています。また、物理療法(腰椎/頚椎牽引、ウォーターベット、電気治療器、超音波、ホットパック)は毎日予約無しで行っています。4月1日から常勤の理学療法士2名および非常勤の理学療法士2名による運動器リハビリテーションが開始できるようになりました。“運動器”とは骨や関節、筋肉、神経などの身体を支えたり動かしたりする器官の総称です。この運動器の機能が低下、障害された状態になると日常生活の中での動作を困難にし、生活の質を低下させる大きな要因となります。このような運動器疾患を持つ患者様に対して、ストレッチや筋力強化などの運動療法、リハビリ機器を使用した物理療法、補助装具などを使用した装具療法などを行い、身体機能や生活、就労、スポーツ上の問題を改善していく治療を“運動器リハビリテーション”と言います。当院では医師、看護師、理学療法士が患者さまの情報を共有して、患者さま一人一人に個別のメニューを作成し、リハビリテーションを提供していきます。また、必要に応じて管理栄養士による栄養指導も行って行きます。

推薦ドクターの声


一般財団法人 仁和会総合病院 諸橋 彰 副院長

服部先生は私の大学の後輩にあたりますが、彼の整形外科医としての知識、技術には幾度となく助けられました。一般的な整形外科疾患はもちろん、近年よく話題になるロコモティブシンドロームや、日々進歩している骨粗鬆症の治療や予防などに柔軟に対応し、一人一人に適した治療を提供してくれることでしょう。また、彼が専門としていた腫瘍疾患や関節リウマチは一般の整形外科医は苦手とする分野ですが、彼は的確な診断と治療をしてくれることは間違いありません。そして服部先生の一番の武器は「聞く」能力に長けていることです。患者さんの言うことに耳を傾け、長い間寄り添ってくれるホームドクターになってくれるものと確信しております。

地域医療サポーター 江上 善章
服部先生は、小学生の頃からサッカーをはじめ、中学・高校・大学までサッカーを続けてこられました。
東京医科大学(学生時代)は関東医歯薬獣大学リーグ1部で優勝/東京医科大学整形外科学教室(医師)では日本整形外科学会親善サッカー大会で優勝など文字どおり文武両道を実践されてきました。
長年チームワークが大切なサッカーを継続しながら難関の医学部に合格されたのも強固な意志と集中力の賜物かと思われますが、普段は温厚な印象を受けました。患者さんとのコミュニケーション能力の高さを推薦ドクターが評価されています。
スポーツをされている若年層の疾患からリウマチ・骨粗しょう症・腰痛などご高齢者の疾患まで幅広くオールマイティに対応できる街のかかりつけ名医です。

駅前クリニックで、かつ車イス対応のスロープがある駐車場もあるため、患者さんにとっては通院に便利です。
2019年2月開院されたばかりで、リハビリテーション室も広くて綺麗です。