ならばやしこどものアレルギークリニック

楢林 成之 先生
アレルギー科 / 小児科
取材日:2019年09月13日
神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

プロフィール

楢林 成之 (ならばやし しげゆき) 先生
経歴
神戸生まれ 奈良県立郡山高等学校卒業 大阪外国語大学(現・大阪大学)外国語学部ロシア語学科中退
奈良県立医科大学卒業
福岡徳洲会病院、神戸大学付属病院、兵庫県立こども病院、
六甲アイランド病院、神鋼加古川病院、千船病院で小児科医として経験を積みつつ、アレルギー診療に傾倒。
神戸市保健福祉局健康部予防衛生課で感染症対策やアレルギー対策、中学校での性感染症予防啓発活動などに従事。
静岡県立こども病院免疫アレルギー科、神戸市立医療センター中央市民病院でアレルギー専門医・小児科専門医としての経験を積む。
加古川西市民病院、六甲アイランド甲南病院で小児科専門医・アレルギー専門医としての経験を積む。
物心ついたころから“紆余曲折の一本道”を歩んでいます。
資格・所属学会
日本小児科学会認定小児科専門医・指導医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
食品表示検定協会中級食品表示診断士

日本小児科学会
日本アレルギー学会
日本小児アレルギー学会
日本小児臨床アレルギー学会
日本思春期学会
食物アレルギー研究会
受賞歴・出版物
『日本人小児のピーナッツアレルギー診断における精製ピーナッツ抗原特異的好塩基球活性化試験(BAT)の有用性についての検討』:日本小児アレルギー学会優秀論文賞受賞
趣味
 趣味はいろいろあるのですが、忙しくてそのほとんどが休眠状態。唯一続いているのが、『独りカラオケ』です。歌いたい歌が数曲たまったら無性に行きたくなるのです。平日お昼に30分ほど歌うと気分すっきり、最高の気分転換です。しかも200円もかからない。最近のお気に入りはX JAPANの「紅」です。この歌と向き合うには渾身の力を込めて歌うので、他人の前では恥ずかしくて歌えません。
今回は神戸市東灘区 こどものアレルギー診療に力を注ぎます。一般診療、急な不調でも受診いただけます。ならばやしこどものアレルギークリニックの院長楢林先生をご紹介いたします。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

 アレルギー疾患があると、生活の様々なところで困りごとが出てきます。それを少しでも少なくして、こどもたちに元気いっぱい生活してもらう手助けをするのが当院の役割です。治療は日々の生活の中で親御さんや子供たち自身で薬を塗ったり、薬を吸ったり、食べ物を食べたりしてもらわなければなりません。いわば治療の主役は皆さんです。できることをコツコツと続けていきましょう。診察はどうしても一人一人に時間がかかってしまうので、お待たせすることもありますが、「神戸らしさ」と「季節感」をコンセプトに待ち時間を心地よく過ごせる快適な空間づくりを心がけています。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

 子どものころから大人になった今でもウルトラマンや仮面ライダーが大好きで、現実世界で子どもたちを守れる仕事として小児科医になりました。生活に密着したアレルギー疾患と深く長く関わるには開業医という立場がいいと考え開業しました。

信条や座右の銘など、またそれにまつわる想いがございましたら、教えてください。

「誠実、共感、思いやり」が当院の信条です。これは私が勤務医時代に患者さんとのトラブルを経験した中で「自分はどうすればよかったのか、自分に何が欠けていたのか?」を考えた結果、自然と浮かんできたキーワードです。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

アレルギー診療
 クリニックでも専門病院と遜色ない医療を行えるのがアレルギー専門医の強みです。スキンケア指導、食物経口負荷試験、呼吸機能検査、舌下免疫療法などに加え、近年開発と導入が進んでいる生物学的製剤も必要な患者さんには積極的に使用します。「かゆみが減ってぐっすり眠れるようになった」「食べられるものが増えて生活が楽しくなった」「夜間の急な受診がなくなった」「花粉症の時期の症状がずいぶん軽くなった」などの声をいただいています。
小児の一般診療
 感染症の的確な診断を目指し、子どもに薬を飲ませる親御さんの苦労や薬を飲まされる子どもの苦痛に配慮して、最小限の薬を処方するよう心掛けています。便秘や夜尿症といった生活に密着した困りごとにも積極的にかかわっています。
居心地のいい快適な空間づくり
  他にはあまり置いていない、でも読んでみると面白い、大人が読んでも面白い、そんな絵本を揃えています。待合室は、熱や咳が出ているこどもとアレルギーの定期受診で基本的に元気なこどもが過ごす場所が分かれるような配置になっています。

推薦ドクターの声

かめさきこども・アレルギークリニック 亀崎 佐織 先生

加古川の病院で研鑽をつまれ、2017年に東灘区で開業されました。本邦2例目になる「バード・エッグ シンドローム」を証明され、日常診療とアレルギーの知識の双方でアンテナが高いなと感心しました。

地域医療サポーター 八木 浩之
 神戸市東灘区。摂津本山駅から南東,徒歩数分のところにオレンジとブルーのクリニックの入口があります。オレンジの入り口はアレルギーの相談や定期受診、予防接種や乳児健診などで訪れる方の入り口、ブルーの入り口は熱、咳、腹痛など体に不調があって訪れる方の入り口で待合室も分けられて病気の感染に配慮されてます。院長の楢林先生が優しい笑顔で迎えていただきました。楢林先生は外国語大学に進学されますが中退し医学部に進まれました。もともと楢林家の家系は江戸時代からオランダ語の通訳から医師の家系です。初代楢林鎮山は日本で初めてヨーロッパの外科学書を日本語に翻訳し、5代目楢林宗建は世界で唯一根絶された感染症である天然痘の予防接種と言える種痘の接種に日本で初めて成功されました。当初、医師になることへの抵抗もあったようですが医師になることを選ばれます。内科も考えられましたが、こどもの診察をしていきたい気持ちが大きくなり、小児科を目指されます。病院で小児科の修練を積まれ、新生児医療も経験されますが、患者さんの相談に気軽に乗れるとアレルギー診療に専門に力を入れていこうと考えられます。医師から離れ、神戸市保健福祉局健康部予防衛生課で感染症対策やアレルギー対策に従事されました。いろんな経験のなかで『誠実、共感、思いやり』が重要とクリニックの信条とされます。アレルギーは人それぞれ原因が違い、何が原因かを探求していき、証明していかないと正確な診療に進まないです。大きくなってからの卵アレルギーは稀なケースらしいですが、鳥を飼っていたりすると起こると国内2例目の「バードエッグシンドローム」を証明されました。
『アレルギーを持つこどもとその家族が、笑顔で充実した日々を送れるよう最大限の努力をし、その努力をすることに喜びを感じ、その社会的使命を自覚して新しい知見を得る努力を怠らない。』と変わらぬ理念として精進されてます。楢林先生はこどもの病気や困りごと、アレルギーの悩みについて丁寧に診療されます。開業され2年あまりですが、楢林先生が当初考えていたようにクリニックが運営されているとお話お聞きしました。アレルギーで気になることがございましたら楢林先生に相談することをお勧めいたします。