医療法人社団ヘルツ 百瀬医院

百瀬 満 先生
内科 / 循環器科 / 小児外科
取材日:2018年08月10日
杉並区 「百瀬医院 内科・循環器内科」 

プロフィール

百瀬 満 (ももせ みつる) 先生
経歴
■経歴
1990年 山梨医科大学(現山梨大学医学部)卒
1990年~東京女子医科大学 循環器内科
1994年~東京都立府中病院(現東京都立多摩総合医療センター)循環器科
1997年~東京女子医科大学 放射線科
2000~02年ミュンヘン工科大学核医学科研究員
2011年 東京女子医科大学画像診断核医学科講師
2016年 同 准教授
2017年10月~同大学退職後東京女子医科大学非常勤講師
資格・所属学会
■資格
日本循環器学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本核医学会専門医
PET核医学認定医
博士(医学)

■その他 院外での役職
立正佼成会附属佼成病院循環器科非常勤医(毎週火曜日午前勤務)
日本心臓核医学会 幹事・教育委員
日本核医学会 評議委員
和文誌「臨床核医学」編集委員長
英文誌 Annals of Nuclear Medicine編集委員
趣味
学生時代はオーケストラでバイオリンを弾いていました。勤務医時代はなかなか時間が取れませんでしたが、今は時間がある時に練習し、時に演奏会にも参加しております。写真も趣味で、旅先で風景や季節の花などを対象として写真を撮っています。気に入った作品は医院に飾っております。

今回は「百瀬医院 内科・循環器内科」の百瀬満先生をご紹介致します。百瀬医院は2017年11月にリニューアルオープンし、循環器の専門医である3代目の百瀬満先生がメインで診療にあたっています。

患者の方に向けてメッセージをお願いします

百瀬医院は祖父である百瀬光雄が、大正2年(1913年)に亀戸に開業したのが始まりです。昭和21年(1946年)に現在の杉並区清水町に場所を移しました。昭和33年(1958年)に母の百瀬せつ子が受け継ぎ、内科小児科の診療を続けてまいりました。
現在、母は小児科、私は内科・循環器内科の診療をしております。
私は東京女子医科大学に長く勤務し、心臓疾患の診断と治療に携わってまいりました。心臓病の診療に関しては循環器専門病院や大学病院外来レベルの診療が可能です。今でも東京女子医大に週1回診療していますので、大学病院での検査が必要な方は、私の勤務日に合わせて来院していただき、私自身が検査を担当します。また、大学勤務時代に癌を中心とした画像診断や甲状腺疾患の放射性ヨウ素治療など多くの疾患の診断と治療に関わって参りましたので患者さんの病気に関する様々なご要望についてのご相談もできると思います。
地域の皆様方の疾病の予防・管理から高度な専門医療への橋渡しまで、 患者さんそれぞれに最適な医療を提供致します。

ドクターになったエピソードや開業するに至った思いを教えて下さい

祖父、父母、兄が医師でした。父母が診療している姿を見て自然に医師を目指していました。心臓の最前線の医療に興味があったため、大学卒後、当時最も先端の医療を行っていた東京女子医大循環器内科に進みました。精密な検査や患者さんのケアなどに関心を持ち、循環器医療の中でも、画像診断、心臓核医学検査(心筋シンチグラフィー、PET)を専門として長く臨床と研究を続けてきました。ドイツ・ミュンヘンに研究のため2年間留学したことは一生の思い出です。日本とは異なる海外の医療や政治経済、生活を経験したことで型にはまらないライフスタイルや考え方を身につけました。そこで学習したことは拙著「ドイツの生活空間と文化を楽しむ」にまとめております。ご興味がございましたらお読みになってください。
大学勤務時代の最終年は准教授として若い先生の教育が中心となっておりましたが、これまでの経験を活かし、患者さん一人一人の診療をしたいと思うようになり、2017年のリニューアル開業を決意しました。専門性を活かした心臓疾患の診断と治療だけでなく、患者さんの多くの悩みや要望に応えられる地域の医院としての役割を果たしていきたいと思っております。

病院・クリニックの特徴を教えてください。

1.循環器内科の専門医
●循環器内科(百瀬満)
患者さんの症状や所見から心電図、24時間ホルター心電図、胸部X線撮影、心エコー検査などを行います。
必要であれば私が非常勤で勤める病院や信頼のある画像センターなどで検査を実施します。
それらの検査結果をもとに適切に診断し、治療方針を決定いたします。できる限り身体に負担の少ない非侵襲的な検査で診断し、真に必要な場合に限りカテーテル検査や人工ペースメーカ挿入などの侵襲性のある検査や治療のため、連携病院への入院加療をお薦めしています。
他病院・診療所で心疾患として診断や治療を受けた患者さんの逆紹介も受け入れます。当院で薬物療法および定期的に検査を行うなど責任を持って管理いたします。

●内科(百瀬満)
●小児科(百瀬せつ子)


2.セカンドオピニオン
近年の専門医療は多様化しており、一人の専門医がその専門分野をすべて精通しているとは限りません。新しい治療や診療の考え方も年々更新されているのが現状です。
当院では長年の大学病院勤務や学会・研究会などで新しい診療を学んできた経験から、循環器疾患に対するセカンドオピニオンを行っております。
他院通院中で心疾患に対する診療方針に納得できずお悩みの患者さんに対しては、当院でセカンドオピニオン外来を行いますのでご希望の方は電話にてご相談下さい(自費)


3.院内薬局
当院は院内薬局を備えておりますので、時間的にも費用的にも患者さんの負担を減らすことができます。
処方する薬は過剰にならないように、最小限にとどめるよう工夫しております。






推薦ドクターの声

医療法人社団 平世会 若林医院 古谷 武文 先生

百瀬先生は、東京女子医大の同期で、お互い診療科は違いますが、研修医時代から25年以上の付き合いです。大学では、研究のみならず学生や後輩の指導も熱心に行っており、私自身も大変刺激を受けました。図らずも私と同じく、昨年実家の医院を継承されました。今後は、大学で培った知識や経験を、多くの患者さんに還元されるものと確信しています。

地域医療サポーター 斉藤 しほみ
百瀬先生は、大学病院で心臓疾患の検査と治療に携わり長く研究を続けてこられました。多くの論文を執筆され、現在も医学雑誌の編集委員長としても活躍されています。
心臓疾患の検査・診療、研究、執筆とご多忙の中で、趣味のバイオリンを弾き旅先で写真を撮る芸術肌のドクターでもあります。
御祖父様が開業されてから100年以上地域診療に貢献してきた百瀬医院の3代目として、現在はメインで診療にあたっておられます。お母様のせつ子先生が小児科を受け持っておられますので、小さなお子様からご高齢の患者さんまで安心して診察が受けられます。また、院内薬局がありお薬の処方も受けられるので、病院の後に薬局に行って更に待たされることなく、患者さんの負担も少なくとても便利です。
リニューアルオープンした医院は明るくバリアフリーですので、車椅子のまま移動できます。スタッフの皆さんも明るく親切に応対されています。
百瀬先生は検査のプロフェッショナルですし、患者さんとのコミュニケーションを大切にされていて検査結果や治療、お薬について丁寧な説明をされています。代々受け継がれてきた地域診療に心臓疾患の専門医としての強みを加え、更に心強いホームドクターとして診療にあたっておられます。
幅広く診ていただけますので先ずはどんなことでもご相談なさってみてください。ご家族みんなが長くお付き合いしていけるクリニックです。